ワーナーオールスター格闘『MultiVersus』トムとジェリーで遊んでみた!ジョーカーやジェイソンも参戦で超ハチャメチャに【先行プレイレポ】
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズを中心としたオールスター系格闘アクション。普段は別々の作品のキャラクターたちが一堂に会するさまは、やはりワクワクさせてくれます。 【画像全7枚】 ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは数多くの映画やアニメを始めとした数多くの作品を有しており、そんなワーナーが贈るオールスター系格闘アクションはハチャメチャになること必至です。 本記事では、ついに日本ユーザー向けにも解禁される『MultiVersus(マルチバーサス)』の先行プレイレポートをお届け。ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーより提供いただいたSteam版をXboxコントローラーを用いてプレイしています。正式配信版とは異なる箇所がある場合もあります。 ワーナー“だから”ハチャメチャに! 本作は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのキャラクターが登場するオールスター乱闘型格闘アクションゲームです。『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのように方向入力+ボタンで簡単に技を繰り出すシステムで、格闘アクションといっても体力制ではありません。相手にダメージを与えて“吹っ飛びやすさ”を溜めて、場外に飛ばすというルールで戦います。 ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、映画からドラマ、アニメまで網羅した超巨大なエンタメ企業です。そのため、他の『スマブラ』フォロワーと比べてもよりカオスなコラボが楽しめるのが特徴です。 「ルーニー・テューンズ」や「トムとジェリー」といった作品はもちろん、DCコミックスの「バットマン」や「ワンダーウーマン」、カートゥーンネットワークの「スティーブン・ユニバース」や「リック・アンド・モーティ」、HBOの「ゲーム・オブ・スローンズ」など様々な作品からキャラクターが参戦しています。 新規参戦キャラや今後の参戦予定も公開されており、「バットマン」の名ヴィラン・ジョーカーや「13日の金曜日」のジェイソン・ボーヒーズ、「アドベンチャー・タイム」のバナナガードはローンチ時より実装。その次には「マトリックス」のエージェント・スミスが登場します。 当たり前ですが、ここに挙げたものはどれもそれぞれ異なる雰囲気の作品です。しかしながら、全員がカートゥーンチックで可愛らしい本作ならではのスタイルに落とし込まれているため、ジェイソンとトムとジェリーとワンダーウーマンとバッグス・バニーが一斉に戦うという、ハチャメチャな乱闘を作り出せます。 操作は簡単、強いキャラはとことん強い! 本作の基本操作は、Xボタンの通常攻撃とYボタンのスペシャル攻撃を左スティックの方向と組み合わせるというシンプルなものです。X/Yそれぞれに上・横・下・ニュートラルがあるほか、空中にいることで変化する場合もあるため、簡単操作でありながら多彩な技を繰り出せます。他にもAでジャンプ、Bで回避が行えます。 このあたりは基本的に『スマブラ』を踏襲していますが、良いと感じたのはニュートラル攻撃(左スティックを倒さない状態での攻撃)がLBとRBに割り当てられているということ。筆者は『スマブラ』でもついついスティックを倒して横攻撃をしてしまうのが悩みでしたが、本作ではストレスなく繰り出せるのが好印象でした。また、横通常攻撃は3回まで自動でコンボになるため、攻撃も当てやすいです。 ここからは、新たに発表されたジョーカーとジェイソン、そして筆者が大好きなトムとジェリーのインプレッションをお届けします。 ジョーカーは、DCコミックスの名ヴィランです。1990年代に放映されたアニメ「バットマン(Batman: The Animated Series)」がベースになっており、声優も同作で担当したマーク・ハミルが務めています。ジョーカーは作品によってコミカルに描かれることもありますが、本作ではどちらかというと狂気や恐ろしさを押し出した雰囲気です。 多彩なガジェットを使うキャラであるにもかかわらず、身のこなしは軽く、扱いやすい印象を受けました。下+Xで出せるバズーカなど“ふっとばし力”に長けた技も持っているので、クセがなくすぐ手に馴染みます。初心者の方は、最初にアンロックを検討しても良いでしょう。 ジェイソンは、ホラー映画「13日の金曜日」でおなじみのキャラクター。アイコニックなホッケーマスクは有名すぎますね。原作では残虐な殺人に使った数々の武器を活かし、マルチバースの強力なファイターと戦います。 本作でも屈指の巨体を持つジェイソンは、その分攻撃力も強め。発生が遅い代わりにふっとばされにくく、他のファイターを圧倒できるほどのパワーを持っているので、少なくともローンチ時点では本作の中でも特に強いキャラとして扱えるかもしれません。 トムとジェリーは、1940年から続く歴史あるキャラクター。ライバル同士な猫のトムとネズミのジェリーがドタバタを引き起こすコメディアニメです。 いつもいつも“仲良くケンカ”している2人。それは本作でも踏襲されており、「あくまで2人がケンカしているところに他のファイターが巻き込まれる」というような作りになっています。そのため、トムは他のファイターには目もくれず、ずーっとジェリーを追いかけているのです! もちろん操作は普通のファイターと同じですが、モーションに着目してみるとニヤリとできる仕上がりです。本作のこうしたキャラ描写はどれもこだわりがみられます。 キャラとしては、使いこなすのは難しめ。横スペシャル攻撃は斜め上への攻撃(対空)だったり、ジェリーとテニスラケットでラリーしあう技があったりとややクセがありますが、うまくマスターすれば相手を翻弄できるパワーを秘めていそうです。 『MultiVersus』は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーだからこそ実現できる超ハチャメチャなバトルが楽しめる作品です。『スマブラ』に参戦するキャラはゲーム初出のキャラのみ、という制限がありましたが、本作はアニメから映画、ゲームまでなんでも参戦する可能性を秘めています(『Mortal Kombat』から参戦してほしい……ですよね!?)。 他にもミッションやカットシーンが楽しめるPvEモードがあるほか、キャラクターも単なる色替えではなく可愛らしいスキンに着飾ることもできるので、無料でありながらたっぷり楽しめそうです。 『MultiVersus』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに5月28日に基本無料で開幕します。
Game*Spark みお
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