女性警察官を能登半島に初めて派遣 被災地で活動した意義を胸に刻む 大分
大分放送
元日に発生した能登半島地震の被災地で、避難住民を支援するため、大分県警から初めて派遣された女性警察官が、現地での活動を語りました。 【写真を見る】女性警察官を能登半島に初めて派遣 被災地で活動した意義を胸に刻む 大分 能登半島地震の被災地で支援活動を行ったのは、県警本部生活安全捜査課の野尻由美子巡査長(39)です。 野尻さんは県警の警察官2人とともに、4月1日から石川県珠洲市に入り、12日間で24か所の避難所で活動を続けました。 (野尻巡査長)「3か月が経っているので、もう少し復興しているかなとか、もう少しライフラインが戻っているのかなと思っていましたが、想像以上にまだ道半ばでした」 避難所では野尻さんは空き巣被害や、不審車両への注意を呼びかけるとともに、被災した住民の声を聞いて、心のケアに努めました。そして、県警として初めて女性警察官が石川県の被災地で活動した意義も感じました。 (野尻巡査長)「女性の高齢の方が、避難所に残っていることが多かったので、話しやすかったのかなと。女性特有の犯罪があった場合は、積極的に話を聞きたいし、うやむやにしたくない」 野尻さんは、県内で同じような災害が発生した時も、県民が安心して生活できるような活動をしていきたいと話しています。
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