『ひだまりが聴こえる』で捕まり『宙わたる教室』でトドメ。小林虎之介の“無自覚ハート泥棒”なよさを語って2025年を始めたい!
日頃から「複数推し(推しが複数いること)」を信条に掲げている僕でさえ、ファンクラブに入るという行為には、甘美な背徳感がある。 【写真】ドラマ好きには人気急上昇株!小林虎之介(26)にハマるなら、世間に見つかる直前の今しかない(写真多数) ファンクラブ。それは、その人を好きだという同好の士だけが集う秘密の社交場。その荘厳な扉を開ければ、ついてくるのは会員だけが享受できる特典の数々。推しが生配信してくれたり、会員限定のイベントに応募できたり。世界のTOYOTAもびっくりの福利厚生が待っています。 が、僕がファンクラブに無性にときめくのは、そうした上客扱いが理由ではありません。むしろもっと根源的なこと。推しに、毎月決まったお金を払い続けるという、その行為自体になんとも言えない愉悦を味わうのです。 だって、よく考えてください。推しに直接金を払う。これってもはや株主同然では??? ファンクラブの会費なんて大した金額ではありません。そんなはした金で、推しを食べさせているなんて驕り高ぶったことを考えているわけでは毛頭ありません。 だがしかし、株を買うということが、株主として企業の経営に参加することであるように、ファンクラブに入るということは、ただの無課金オタクよりもう一歩推しと踏み込んだ関係になることと言っていいはず。若干推しの身内ヅラをかましても、2回くらいなら大目に見てもらえそう(3回目には、調子に乗るなとグーで殴られます)。 何より、そうやって株主として腹を括ることは、そう簡単には担降りしませんよと、あなたの進む芸事の道に命果てるまでついていきますよという誓いの表明でもある。令和の世にはもはや演歌ですら聞かなくなった夫唱婦随。そんな山内一豊の妻精神を体現したのが、ファンクラブに入るという行為なのです。 そう気づいてからは、それまで10個くらい軽率に入っていたファンクラブを整理し、3個に絞った。そして厳選に厳選を重ねた推しに心臓を捧げようと心に決めたのでした。
無自覚ハート泥棒・小林虎之介を知ってください!!
が、ヘリウムガスより軽いことで知られるのがオタクの尻です。自他共に認める尻軽オタクの僕に、今年また「ふぁふぁふぁふぁんくらぶに入りたいッッ!」と血迷う推しができました。 前置きが長くなってすみません。ご紹介しましょう。それが、小林虎之介くんです!!! 小林虎之介くんは、岡山県出身、26歳の俳優です。2023年、『下剋上球児』(TBS系)で連続ドラマ初レギュラーを獲得。正捕手・日沖壮磨を演じ、その絶妙に距離感の近い雰囲気で、“壮磨の女”なるオタクを大量生産した無自覚ハート泥棒です。 がしかし、まだこの頃までは僕は無事でした。なんならどっちかと言うと、ねむしょうの方に熱をあげていた(ねむしょうとは、『下剋上球児』に登場する根室くんと翔くんというWエースのこと。簡単に言うと『ガラスの仮面』の北島マヤと姫川亜弓みたいな関係。そんなもん全オタクが好きに決まっているので知らない人はサブスクで『下剋上球児』を観てねむしょう沼に浸かってください!!!※早口)。
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