【男子バレー】なぜ『世界ランク5位以内』が重要? ネーションズリーグ予選ラウンドは残り4戦
男子バレーのネーションズリーグは予選ラウンド最終週を迎え、日本は残り4試合を戦います。 【画像】第2週終了時点の世界ランキング 日本は3位 2023年に行われた五輪予選で既にパリ五輪の出場枠を手にしている男子日本代表。今回はパリ五輪の前哨戦として臨んでいますが、その目標は世界ランク5位以内。この順位にはどういった意味があるのでしょうか。
■パリ五輪見据えた『世界ランク5位以内』の理由
先日予選ラウンドを終えた女子日本代表。女子は五輪出場権を手にしていなかったため、世界ランキング上位に入ることで五輪の枠を獲得することが最も重要な目標となっていました。 対する男子は、既に五輪の出場枠は獲得済み。それでも世界ランク5位以内を掲げたのには、五輪の戦いを見据えていた理由があったからです。 パリ五輪は12チームが出場。予選では4チーム×3組に分け、各組上位2チームと各組3位のうち上位2チームの計8チームが決勝トーナメントに進みます。 まず決勝トーナメントに進むためには、予選でどのチームと対戦するかが重要。そこに世界ランクが大きく影響してきます。 26日に行われる男子のパリ五輪組み合わせ抽選会では、開催国のフランスがA組、世界ランク1位がB組、同2位がC組に分かれ、その後は世界ランク上位順に3チームずつのポットに分かれ、A~C組に振り分けられます。 世界ランク5位以内に入れば、世界ランク3~5位のポットに入るため、予選で強豪と戦う可能性が低くなり、予選通過の可能性が高まります。 ネーションズリーグ2週終了時点で日本は世界ランク3位。6位のスロベニアに対し13.38ポイントリードと、1試合の結果次第で簡単に逆転されてしまう差となっています。 残る4戦は世界ランク上では全て格下の相手。世界ランク5位以内をキープできるかにも注目です。 【ネーションズリーグ予選ラウンド 日本の日程】 ◆ブラジル開催 第1戦 勝 3-1 アルゼンチン 第2戦 勝 3-0 セルビア 第3戦 勝 3-2 キューバ 第4戦 負 1-3 イタリア ◆日本開催 第5戦 勝 3-0 イラン 第6戦 勝 3-2 ドイツ 第7戦 負 0-3 ポーランド 第8戦 勝 3-1 スロベニア ◆フィリピン開催 第9戦 カナダ (6月18日) 第10戦 オランダ (6月21日) 第11戦 フランス (6月22日) 第12戦 アメリカ (6月23日)