生産性を上げ、まわりと差がつく5つの栄養素 ライバルを出し抜くために必要なのは「食事」
医療機関専門のサプリメントメーカーを創業して18年になる田村忠司氏がこのたび『【新版】サプリメントの正体』を上梓した。サプリメント業界の裏側、本当に飲む価値のあるサプリ、飲んではいけないサプリを赤裸々に語り、発売直後から大きな反響を得ている。 【写真】飲む前に知ってほしい、サプリメントとの上手な付き合い方 栄養療法に取り組む医師・歯科医師・医療従事者に向けたセミナーを全国で開催し、そのわかりやすさ、栄養療法の知識の深さで多くの医師から絶大な信頼を得ている田村氏が「ビジネスパーソンの生産性を支える栄養素」について語る。
■生産性を上げるための「最終兵器」とは? ここは新橋の焼き鳥屋。某社の課長を務めるAさん、腹心の部下Bさんを相手に会社の愚痴をこぼしている様子です。 「部長もさ、生産性を上げろ上げろってしきりに言うんだけど、この状況でそんなに簡単に上がるもんじゃないよ」 「会社ももっとDXを進めてくれれば、うちの課だってガッツリ生産性が上がるんですけどね」 Bさんも同調しています。 「でもさ、隣のC課はなんだか景気がいいらしくて、人員を増やすとかなんとか言っていたよ。C課の課長は俺と同期なんだが、あいつに出世で負けるかもな」
「生産性が上がらないのは会社のせい」と言いつつも、ライバルのことも気になる様子です。 国際的な競争の激化、生成型AIの発達など、刻一刻と変化する状態の中でビジネスパーソンのみなさんは常に生産性の向上を求められます。 世の中にはデジタル化、AIの活用、外部スタッフの登用、便利なオフィス用品の活用などさまざまな生産性向上のためのツールもあるし、個人ベースでは資格やスキルを獲得することで生産性アップを図ろうとする人もいるでしょう。
しかし、生産性向上を考えたとき、第一に考えてほしいものがあります。それは「体力・知力自体の底上げ」です。 車の運転にたとえるとわかりやすいと思います。生産性を上げるための方法やツールは、「車の運転技術」や「快適装備」にあたるものです。 しかし車の性能自体が低ければいくら技術が向上したり、豪華な装備を整えたりしても、燃費よく、速く走ることはできません。 逆に車の性能自体を上げれば安全に、燃費よく、速く走ることができます。