さいたまで「ミンネのハンドメイドマーケット」 1700店がギフト提案
「minne(ミンネ)のハンドメイドマーケット2024」が11月30日と12月1日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区新都心)で開催され、女性客や家族連れでにぎわった。主催は「minne byGMOペパボ」。(大宮経済新聞) 【写真】会場上からの様子 「minne byGMOペパボ」は、個人間でハンドメード作品の売買ができるオンラインマーケット。アクセサリーや文房具、加工食品など1771万点以上の作品が登録されている。作り手と買い手、作り手同士の出会いの場を作ることを目的に、同オンラインサービスに登録する作家・ブランドが対面販売やワークショップを行う同イベント。同会場では5年ぶり2回目の開催となる。今回は「ギフト」をテーマに、全国で活動する約1000人のハンドメード作家が1700ブースを出展。リース作りやアクセサリー作りなど約50種類のワークショップを行った。 会場には「ギフト」のテーマに合わせ、購入した作品を好きな材料でラッピングできる「セルフラッピングコーナー」を設置。13人の「人気」作家による限定作品の抽選販売も行った。今回初めて設けた酒類販売コーナーには、全国から集まったクラフトビールや地酒など11のブランドが出展し、来場者を楽しませた。 さいたま市からは、オンライン販売限定の焼き菓子店「金城焼き菓子工房」が初出展。シフォンケーキ(220円~)やクッキー缶(2,500円)などを用意。店主の金城修一さんは「事前に売り場を調べて来場してくれるお客さまが多く、初日は14時で完売した。店舗を持たないため、ここが出会いの場。さいたまでの開催時はまた出展したい」と話す。 同じくさいたま市から出展した布小物作家「herisson&TROISHUIT38(エリソンアンドトロワユイット38)」は、リバティー布の歯ブラシケース(700円)やエコバッグ(1,200円)などを販売。herissonさんは「地元なので委託先のお客さまや友人も来てくれたほか、売り場を見て立ち寄ってくれるお客さまも多くいた。お客さまとゆっくり話しながら販売を楽しんでいる」と話す。 minne事業部副部長で今回のイベント運営統括責任者の山本稔也さんは「この会場での開催は2020年にも予定していたがコロナ禍で中止になり、今回ようやく開催することができた。さいたま市での開催は毎回、家族での来場者が多い印象。皆さんに楽しんでもらえている様子でほっとしている。当イベント以外でも、さいたま市で今後も何かできたら」と話す。 家族4人で訪れた近隣在住の松崎成美さんは「子どもも参加できるワークショップが多くあるので家族で来場した。ハンドメードが好きなので、作家さんとも話してみたい。土産にクッキー缶を買うのも楽しみ」と話す。「配管サックスのニコラスカ」さんのワークショップに母親と参加した和光市在住の中尾優衣さんは「吹奏楽部でサックスを吹いているので『配管サックス』は絶対作ろうと思って来場した。家で演奏して楽しもうと思う」と声を弾ませていた。
みんなの経済新聞ネットワーク