ゴッホの名画「星月夜」が巨大な公園に ボスニア
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【10月14日 AFP】ボスニア・ヘルツェゴビナには、オランダの画家ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)の名画「星月夜(The Starry Night)」に着想を得た公園がある。 この公園を造ったオーナーのハリム・ズキッチさん(56)は、ゴッホのファンだ。2018年、もともとあった小さな公園を拡張しようと牧草地を眺めていた際、トラクターの残した跡がゴッホの「星月夜」の特徴でもある「渦」の形に似ているように見えたことが造ったきっかけだったという。 それ以降、ズキッチさんはこの公園にラベンダー13万本と、数万本の薬草、そして数千本の木や植物を植えてきた。 ゴッホは1889年に、病院に入院中に「星月夜」を描いたとされている。ズキッチさんは公園を背にして「ゴッホは誰よりも自然を愛した芸術家だった。自然の中に美しさを見い出し、自分の作品に情熱を注いだ」と話した。 そして「ゴッホが亡くなってから130年以上の時を経て、私は彼と彼が描いた作品へのオマージュのようなものを造っている。そうしたことができることをとても幸せに感じている」と続けた。 これまでにこの公園を訪れた人の数はほんのひと握りだという。ズキッチさんは、植えた草木が「花開くにはまだ時間がかかる」ので、もうしばらく待ってもらえればと話した。 映像は1日撮影。(c)AFPBB News