EURO2024出場国の中で“No.1の名将”は誰だ 『EURO指揮官ランキング』で気になる優勝候補国の順位
タレント力を活かす指揮官の采配も注目ポイント
開幕が近づいているEURO2024では、タレント力からフランス代表、イングランド代表、ポルトガル代表を優勝候補に推す声が目立つ。 大会を制するうえでタレント力は欠かせないが、指揮官はどうだろうか。『EURO出場国の監督ランキング』を作成したのは、英『FourFourTwo』だ。短期決戦では指揮官の采配も運命を左右する。 7位:ドメニコ・テデスコ(ベルギー代表) 6位:ロベルト・マルティネス(ポルトガル代表) 5位:ズラトコ・ダリッチ(クロアチア代表) 4位:ガレス・サウスゲイト(イングランド代表) 3位:ユリアン・ナーゲルスマン(ドイツ代表) 2位:ルチアーノ・スパレッティ(イタリア代表) 1位:ディディエ・デシャン(フランス代表) ランキングのTOP7はこのようになっている。2018、2022と2大会続けてワールドカップ決勝へフランスを導いているデシャンの評価が高いのは当然だろう。代表監督としての経験値は十分すぎるものがある。 2位にスパレッティが入っているのも興味深い。昨季ナポリをセリエA制覇へ導いたことが記憶に新しく、チームに攻撃的なスタイルを落とし込むのが上手い。クラブと代表は異なるが、タイトルを獲得している点は評価されるべきだろう。 タレント力に対し、やや辛い評価となったのはイングランドのサウスゲイトとポルトガルのマルティネスか。サウスゲイトもイングランド代表を指揮して長いが、豪華なタレントを活かせていないと指摘されることもある。 マルティネスの場合は、39歳を迎えているFWクリスティアーノ・ロナウドをどうコントロールするかが注目点になる。サウジアラビアのアル・ナスルでは得点を量産しているが、欧州の頂点を決めるEUROでも同様の結果を残せるかは分からない。短期決戦では選手選考でも大胆な決断が求められるが、マルティネスはポルトガル史上最高のスターとどう付き合っていくのか。 こうした指揮官の采配も勝敗を分けることになるはずで、選手選考や交代のタイミングなど指揮官もミスは許されない。
構成/ザ・ワールド編集部