【101歳ひとり暮らし】仕事を通じて「自分が必要な存在だ」と感じられるワケ
101歳、現役の化粧品販売員として活躍している堀野智子(トモコ)さん。累計売上高は約1億3000万円で、「最高齢のビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定されたキャリア61年のトモコさんが、年をとるほど働くのが楽しくなる50の知恵を初公開した話題の書『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)が「堀野氏の技法は、ヒュミント(人間による情報収集活動)にも応用できる」と絶賛(日刊ゲンダイ・週末オススメ本ミシュラン)する世界一の先輩による“人生訓”は、アナタの疲れた心を元気にしてくれる! ● 101歳、現役の 化粧品販売員 私は101歳にして現役の化粧品販売員として働いていますが、今の仕事が大好きです。 61年前に初めてこの仕事に就いたときは、本当にうれしかったのですが、まさかこんなに長く続けるとは思ってもいませんでした。 勤続40年のときも勤続60年のときも表彰されましたが、「この賞は堀野さんのためにあるみたいな賞ですね」と言われ、晴れがましいような、こそばゆいような思いがしました。 ● ネット通販全盛の時代に 営業が果たす役割 私が仕事を続けてこられたのは、私から化粧品を買ってくださるお客様がいたからこそです。 かつては私のようなセールスレディから直接買うしかなかったポーラの化粧品ですが、最近ではデパートでも扱うようになり、さらにはインターネットでも買えるようになっています。 私のお客様は高齢者が多いので、ネット通販は使わないでしょうけれども、他の販売員から買うことはできるわけです。 ● 仕事を通じて 自分が必要な存在だと 感じられる それなのにあえて私を選び、ずっと私から買い続けてくださっているのですから、感謝以外の何ものでもありません。 化粧品の注文を受けるたびに心からありがたく思いますし、ああ、私もまだ必要とされているんだな、と感じます。 たとえお客様がたった1人になったとしても、そのたった1人のために自分にできることをしたい! そんな気持ちはずっと持ち続けています。 ※本稿は、『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
堀野 智子