「あなた方が犯人探しが好きなのは知っている」世界女王スペイン、ブラジルに完敗…OG献上のDFが悔しさ露わに【パリ五輪】
「スポーツマンシップに反するプレー」に苦言
昨年のワールドカップを制したスペインは現地8月6日、パリ五輪の女子サッカー準決勝で、南米女王のブラジルと対戦。2-4で完敗し、世界大会連覇の夢は潰えた。9日に行なわれる3位決定戦に回り、銅メダルを懸けてドイツと相まみえる。 【画像】キックが味方DFに直撃!スペインがまさかのオウンゴール 開始わずか6分、思わぬ形で先制を許した。バックパスを受けたGKカタ・コルのキックが味方のDFイレーネ・パレデスに当たってゴールに吸い込まれ、オウンゴールとなってしまったのだ。これでリズムが乱れ、押し込まれる展開となり、計4失点。グループステージでは2-0で快勝しながら、あまりに手痛いリベンジに遭った。 スペインの大手紙『Mundo Deportivo』によれば、早々に失点に絡んでしまったパレデスが試合後、「あなた方が犯人探しが好きなのは知っている。私はそれに関与するつもりはない」と自らの立場を明確に伝えたうえで、相手選手たちの「時間を浪費し、怪我を装った」行為に苦言を呈した。 「あらゆる種類のミスがあった。今日は負ける時だ。負け方を知らなければならない。スポーツマンシップに反するプレーはストレスだけど、私たちがやらなければならないのはフットボールをすること、上手くやること、そこに集中しなければならない。 とても難しい瞬間で、正直言って、何を話せばいいのか分からない。良いプレーができなかったし、良い試合ではなかった。先制点は彼女らに勢いを与えてしまった。私たちは流動的でなく、チャンスを作れなかった。ミスが多く、ほとんど何も生み出せなかった。準決勝で4失点から逆転するのはとても難しい」 もっとも、スペイン女子にとって初出場のオリンピックはまだ終わっていない。パレデスは中2日での決戦に向けて「銅メダルの試合がある。あと数時間で立て直さなければならない」と気を引き締めた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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