10周年イベントをPRするたぴねすの職員＝大分市府内町のコンパルホール

　大分市府内町の市男女共同参画センター（たぴねす）が開設10周年を迎えた。男女共同参画社会の実現を目指す拠点施設として2014年4月のオープン以来、普及啓発活動や人材育成、女性の就業支援などに力を入れてきた。22日には10周年を記念したイベントがコンパルホールで開かれる。 　たぴねすは、コンパルホールの2階にあり、交流スペースや会議室、授乳室、キッズコーナーなどを備え、市職員ら11人が常駐。講演会やセミナーの開催や悩み相談、年3回の情報誌の発行などに取り組んでいる。 　イベントは、節目の年にセンターや男女共同参画社会を身近に感じてもらおうと企画した。「たぴねす10祭　10周年だよ全員集合」と題し、講演や演劇、ワークショップなど、さまざまな催しを開く。 　午前10時10分から、助産師で性教育ユーチューバーのシオリーヌさん（東京都）が「CHOICE～男らしさ女らしさを超えてゆけ！」をテーマに文化ホールで講演。午後1時からは多目的ホールでシオリーヌさんと県内の高校生、タレントの大野タカシさんのパネルディスカッションもある。 　午前11時半からは文化ホールで大分豊府高演劇部が男女共同参画をテーマにした創作劇「ともに」を上演。このほか、県内の男女共同参画推進団体のステージ発表とワークショップ、スタンプラリーやクイズなどがあり、市民プラザにはキッチンカーも出店する。 　生嶋暢子所長は「男女共同参画について楽しく学ぶ機会にしてほしい」と呼びかけている。