乃木坂46・永島聖羅 地元愛知で最後のラジオ収録
永島聖羅として1から自分の力で活動したい
アイドルグループ・乃木坂46の第1期生で、グループ唯一の愛知県出身メンバーの永島聖羅さん(21)が今月末で同グループ名義での活動を終える。同月中は最後のライブ出演やラジオのレギュラー番組収録、THE PAGE愛知の取材にも対応。「永島聖羅として、1から自分の力で活動したい」と、4月以降の芸能活動について、新たな一歩を踏み出す決意を語った。
次のステップに進みたいという気持ちが出てきた
永島さんは、同県碧南市出身。2011年、乃木坂46第1期メンバーオーディションに合格し芸能界デビュー。リリースされるCDの表題曲を歌う選抜メンバー入りは、13年の5作目シングル「君の名は希望」が初めて。それ以外はアンダーメンバーとして、自らの選抜入りに尽力しつつ、他のメンバーを支え続けた。 テレビのバラエティー番組や、地元愛知県の県域ラジオ局@FM(エフエム愛知、FM80・7MHz)=名古屋市中区=で、自らの名前がタイトルに入る初めての冠番組「メガネ赤札堂presents乃木坂46永島聖羅のデリシャス・ミュージック」(水曜午後9時30分~)にもメーンパーソナリティーとして出演。持ち前の明るさとアドリブ力を発揮して評価や信頼を得た。昨年12月に日本武道館で行ったライブで、同グループからの卒業を発表した。 卒業について「20歳を超えたときに、先のことを考えるようになって、今が卒業のいいタイミングだと感じた」と明かした。「乃木坂46にそのまま居続ければ、しばらく芸能活動はできると思う。でも、次のステップに進みたいという気持ちが出てきた。そう考えたときが、動くタイミングとしてベストかなと思った」と話し、「前向きな卒業」と笑顔を見せた。
30日放送の番組が最後、リスナー前に公開収録
ライブ出演は20日に名古屋センチュリーホールで行われた公演が最後となった。その翌日には@FMの番組収録に臨み「涙あり笑いありの、悔いのないライブができた」と、ファンや関係者らに感謝の気持ちを伝えた。 乃木坂46名義でのメディア出演は30日放送の@FMの番組が最後。このほど、応募約2100通の中から抽選で選ばれたリスナー約50人を前に同日放送分の公開収録も同局で行われた。 1年1か月続いた初冠番組の思い出や、ファンとの交流コーナーなどで盛り上がった。収録終了後に永島さんは、自身の好きな色である黄色のバラを、リスナー1人ひとりに手渡して、感謝の言葉をかけた。参加者の1人は「誰でも分け隔てなく接してくれるところが魅力的だった。卒業後も応援したい」と話した。 芸能界でのあこがれの存在は、女優の上戸彩さん。「笑顔がすてきで、人を引きつける魅力がすごい」と目標にした。これまでの芸能活動を振り返り「100点満点として、上戸さんにどれくらい近づけたか」という問いに、永島さんは「ゼロか、1点」と自己評価。さらなる高みを目指して4月、新たなスタートを切る。 (斉藤理/MOTIVA)