藤井聡太JT杯覇者、4年連続決勝進出なるか!?準決勝東海大会で広瀬章人九段と激突/将棋・JT杯
将棋日本シリーズJTプロ公式戦東海大会が11月2日、愛知県常滑市の「Aichi Sky Expo」で行われ、藤井聡太JT杯覇者(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)と広瀬章人九段(37)が準決勝第2局の対局を開始した。振り駒の結果、先手は広瀬九段に決まった。 【映像】藤井JT杯覇者VS広瀬九段 注目の準決勝 藤井JT杯覇者は、2016年10月に四段昇段。第36期竜王(1組以上:3期)、第82期名人(A級以上:3期)。2023年度は史上初の全八冠の独占を達成するなど例年以上に飛躍の年に。今年度は叡王位を失冠したものの、王位・棋聖2つのタイトルの永世称号を獲得。タイトル獲得数を通算25期に伸ばし、他の追随許さなない圧倒的なパフォーマンスを披露している。JT杯は6年連続6回目の出場で、現在2連覇中。今期初戦では佐々木大地七段(29)を破り、準決勝へ進出した。本局で強敵を破り、3連覇への足掛かりとしたい。 広瀬九段は2005年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:5期)、順位戦A級(A級:10期)。タイトルは第31期竜王、第51期王位の計2期。棋戦優勝は新人王戦で1回。JT杯は2年連続9回目の出場で、2019年大会に準優勝を経験している。今期初戦となった丸山忠久九段(54)戦では、千日手指し直しの大熱戦を制し準決勝へ。勢いそのままに、決勝進出を目指したい。 両者の対戦成績は、2022年度の竜王戦七番勝負を含め14局で、藤井JT杯覇者の11勝3敗。両者の対戦は2023年3月に行われた第81期順位戦A級プレーオフ以来となる。注目の一戦を制し、決勝進出を決めるのはどちらか。勝者は、11月24日に行われる決勝戦で渡辺明九段(40)と対戦する。 JTプロ公式戦は前年覇者、タイトルホルダー、賞金ランキング上位者から12人が選出されるトップ棋士たちによるトーナメント戦。前年大会は藤井聡太JT杯覇者(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)が決勝戦で糸谷哲郎八段を破り、2連覇を達成した。持ち時間は各10分、切れたら1手30秒未満、各5分の考慮時間。 (ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部