二期目の斎藤県政に県議の反応は?「議会とも丁寧にと言われているので期待したい」「私情を捨ててやることはお互いに必要」
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11月19日午前10時の兵庫県庁。多くの熱狂的な支持者らに出迎えられ、斎藤元彦兵庫県知事が再選後初登庁しました。 (支持者ら)「おかえなさーい」「がんばれー」「ずっと応援してまーす」 深々とおじぎをして約50日ぶりに知事として兵庫県庁へ。選挙管理委員会で当選証書を受け取り、斎藤県政の二期目が正式にスタートしました。 (斎藤元彦知事)「きょうから新たな兵庫県庁の、私、斎藤県政の新しいスタートになります。県議会やみなさん(県職員)との関係も、しっかり対話を重ねながら、取り組みを一緒になってやっていく。知事、県職員のみなさんそして議会が車の両輪となって、みんなで一緒にいい兵庫県をつくっていくことが本当に大事だと思いますので。みんなで一緒にもう一度頑張っていきましょう」 斎藤知事が県政を進める“車の両輪”と話す県議会。しかし、県議会は今年9月、全会一致で斎藤知事に対する不信任決議を可決。一度不信任を突きつけた知事とうまくやっていくことはできるのでしょうか? (兵庫県議※県民連合 上野英一議員)「信頼関係の再構築というのは難しいかなというふうに思います。私は斎藤さんのやり方はなかなか受け入れられないんじゃないかなと思う。今回の選挙を通じて、議会とも丁寧にとか職員との信頼関係の再構築とか言われているので、そこを期待もしたいし、みていきたいと思っています」 (兵庫県議※自民 長瀬たけし議員)「(斎藤氏と)心から抱き合える日は来ないかもしれないけど、県民の生活が大事ですから、私情を捨てて(県政を)やることはお互いに必要なんじゃないかなと思います」 斎藤知事への“歩み寄り”を見せたのは兵庫県議だけではありません。知事選終盤、斎藤氏の対抗馬だった稲村和美氏の支持を表明した兵庫県内の22人の市長。しかし、斎藤知事が再選を決めると、その事務所前には稲村氏支持を表明していた伊丹市の藤原保幸市長と宝塚市の山崎晴恵市長の姿が。再選を受けて斎藤陣営にかけつけた理由について、伊丹市長に聞くと… (伊丹市 藤原保幸市長)「私は伊丹市政の責任者として、できるだけ早くご挨拶して、いい関係を築きたい。知事と市長がギクシャクしたら要は住民、県民市民が迷惑する話ですから、心変わりしたとかそういう問題では全くありません」 そして、19日午後3時から2期目となる斎藤知事の就任会見が行われました。 (斎藤元彦知事)「仕事は一人ではできないですから、まわりのサポート、特に県職員のみなさん、各部局のみなさま一人一人とこれからも丁寧に議論を尽くしながら、いい施策を共に作り上げていこうと。私自身が感謝の気持ちと、そして何よりも自分自身が謙虚な心をしっかりいだいて職員のみなさんと共に頑張っていきたいと思います」
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