うちのローンは多い? 少ない? 年代別の住宅ローン残債をチェック!
皆さんの家計では、住宅ローンがどのくらい残っていますか? 住宅ローン残債は、年代によってどのくらい異なるのでしょうか? 本記事では、住宅ローン残債に関する調査の結果を紹介します。また、早く住宅ローンを完済する方法も確認していきましょう。 ▼住宅ローンは「繰上げ返済」すべき? メリットについて解説
1世帯当たりの住宅ローン残債はいくら?
一般社団法人投資信託協会(東京都中央区)が2023年1月に行った、「投資に関するWeb調査」(調査対象:20~69歳の男女1万人)によると、1世帯当たりのローン残債は、全体平均で約1544万円となっています。また、「住宅ローン残債はない」と答えた人の割合は全体の61.3%、「分からない・答えたくない」という人の割合は16.9%でした。
年代別で異なる住宅ローン残債
住宅ローン残債は、世帯の年代によって異なります。同じ調査から、各年代の平均住宅ローン残債も確認していきましょう。 <年代別平均住宅ローン残債> 全体平均:1543万9000円 20代:1256万9000円 30代:2086万5000円 40代:1715万3000円 50代:1266万2000円 60代:992万円 年代別に住宅ローン残債を比べると、最もローンが多く残っているのは30代の世帯です。30代は住宅を購入する家庭が多く、「まだ住宅を購入してローンを組んだばかりなので残債が多くなる」と考えられます。 一方、最もローンが少ないのは、60代の世帯です。こつこつとローンを返済し、定年退職する人も増えてくる60代には、ローンの大部分を返済し終わっている人も多いと考えられます。 30代で住宅を購入し、ローンが2000万円以上残っている人のなかには、「果たして返済が終わるだろうか?」とプレッシャーを感じている人もいるかもしれません。しかし、「毎月・毎年いくら返済する」など定期的に返済していけば、場合によっては60代の頃までに住宅ローンを完返済することも可能なので、計画的にローンを返済していきましょう。