【ハイライト動画あり】桐蔭学園、新人大会で敗れた國學院栃木にリベンジ。ラグビー関東高校大会
藤原秀之監督は「前半最後の連続トライは大きかった。(春の)選抜大会はやり切れていなかったが、裏に出たところのつなぎは今季のチームの方がうまい。選抜大会、そしてサニックスワールドユースで、いい成長ができた。今季は『こうやっていく』と腹が決まってきた」と笑顔を見せた。
FL申キャプテンも「2月18日に関東新人で國學院栃木に負けてから、ずっとリベンジしたいと言っていたので、勝ててホッとしたしうれしい。2月の関東新人大会決勝は、花園で優勝した先輩たちの真似ごとをして、自分たちの個の力が足りず負けた」。
「自分たちの形を模索して、速いラグビーを軸に当たるだけでなく、テンポを出したり、オフロードパスをしたり、空いていたら前、空いてなかったら外という自分たちのスタイルを見つけた。敗戦がターニングポイントになった」と自信を深めた。
國學院栃木に快勝したことで、桐蔭学園は予選を勝ち抜いて花園に出場すれば、Aシードがほぼ確実となった。ただ、藤原監督は「その前に11月17日の神奈川県予選決勝。東海大相模さん、慶應義塾さん、どこも強くなっている」と勝っても兜の緒を締めていた。
Bブロック決勝は茗渓学園(茨城1位)と流通経済大柏(千葉1位)の対戦となった。5-5で迎えたロスタイム、流通経済大柏のSO大門歩瑠(2年)がサヨナラDG(ドロップゴール)を決めて8-5で勝利した。
Cブロック決勝は國學院久我山(東京2位)が、選抜ベスト8の東海大相模(神奈川2位)に26-22で勝利し、こちらも関東新人3位決定戦のリベンジを達成した。「早慶戦」となったDブロック決勝は、早稲田実業(東京3位)が慶應義塾(神奈川2位)を33-17で下した。
Eブロックは法政第二(神奈川4位)、Fブロックは明大中野(東京5位)、Gブロックは慶應志木(埼玉5位)がそれぞれ制した。
今年も桐蔭学園の優勝で幕を閉じた関東大会。各チームは6月、7月のセブンズを挟んで、夏合宿、そして秋の花園予選に向けて強化を進めていく。