さまざまなビキニの形あり 下半身重視のウェルネス、トータルパッケージのビキニフィットネス、丸みのある筋量重視のボディフィットネス【ゴールドジムジャパンカップ】
12月21日・22日に東京で行なわれたマッスルゲートの全国大会「2024ゴールドジムジャパンカップ」では、女子競技も盛大な熱量を持って開催された。 【フォト】ウェルネス・ボディフィットネス・ビキニ出場全選手 女子競技においてはビキニを着用してのステージが多いが、そのカテゴリーはさまざま。筋量や深いカットなどは必要とされず、美のトータルパッケージが競われるビキニフィットネス、筋量などは女子フィジーク寄りながら女性らしさやエレガントさも求められるボディフィットネス、下半身の筋量がより重視され、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催大会でもマッスルゲートでも今年から本格的にスタートしたウーマンズウェルネスなど、自身の身体の特徴や“好きな身体のタイプ”によって、カテゴリーを選べるようになってきている。 特に今年はウーマンズウェルネス初年度ということで注目が集まる中、マッスルゲート(ゴールドジムジャパンカップ)初の日本一に輝いたのは、ゴールドジムのトレーナーの中でもその美貌で名高い永吉令奈であった。 “下半身の筋量が重視される”と言われているウーマンズウェルネスではあるが、ポージングがビキニフィットネスと共通していることからも単純な筋量を求められるというよりは、あくまでビキニフィットネスの延長線上にある競技であるということが、先に行なわれたIFBB世界フィットネス選手権からも傾向として見て取れた。この日も、単純な太腿や臀部の筋肉を見れば2位の小野寺祥子や3位の四十物きく恵に分があった印象だが、もともとビキニフィットネスでの大会経験が豊富な永吉がそのエレガントさを含めてトータルで高評価を得たようであった。 マッスルゲートにおいてはこうしてカテゴリーの増加に加え、2025年は高校生と大学生限定の大会や、還暦近い選手に対象を絞った大会などの開催が予告されており、今後もトレーニーたちのさまざまなニーズに合った舞台がつくられていくようだ。
文・写真/木村雄大