【RIZIN】ついに参戦!パッキャオが鈴木千裕に見せつける「ボクシングの“秘密”」井上尚弥の評価も語る【単独インタビュー】
■井上尚弥がさらに成長する可能性「“秘密”が分かれば、どんな階級でも勝てると信じています」
――今回の『超RIZIN.3』は観客が4万人以上も集まるRIZIN史上最大規模の大会となります。このような大会場でファイターが自分のスキルやテクニックを100%発揮するためには、どんなことが必要だと思いますか? 【パッキャオ】私は大きな会場で過去に何試合も戦ってきたので慣れていますが、その答えは分からないですね。とはいえ、大きな会場で試合をするのは久しぶりですし、何より1998年以来の26年ぶりに日本で戦えることをすごく楽しみにしています。 ――2021年9月に引退を宣言されていますが、今回の試合のようにこれからもファイトは続けていくのでしょうか? 【パッキャオ】そうですね。引退を宣言はしたのですが、このように戦っていくことは終わっていないです。 ――RIZINとは今回の1試合契約とお伺いしましたが、今後もRIZINで戦う可能性はありますか? 【パッキャオ】もちろん、私はまたRIZINに戻って来るつもりですし、これが最後じゃなくて始まりだと思っています。 ――2021年9月に引退を宣言されていますが、今回の試合のようにこれからもファイトは続けていくのでしょうか? 【パッキャオ】そうですね。引退を宣言はしたのですが、このように戦っていくことは終わっていないです。 ――RIZINとは今回の1試合契約とお伺いしましたが、今後もRIZINで戦う可能性はありますか? 【パッキャオ】もちろん、私はまたRIZINに戻って来るつもりですし、これが最後じゃなくて始まりだと思っています。私はここで一つ言いたいことがあります。榊原さんはすごくいい人ですし、交渉もちゃんとやってくれて、何よりMMAだけではなくボクシングを含めた格闘技に対する情熱がすごい方です。日本のお客さんに格闘技を見せたい、格闘技をもっと広めたいという情熱を持った方ということを私は理解していますし、皆さんにももっと理解していただきたいです。 ――日本のボクシング界では、井上尚弥選手が圧倒的な強さで人気を集めています。パッキャオ選手から見た井上選手の印象は? 【パッキャオ】彼は本当に素晴らしいボクサーで、ボクシングというものを完璧に習得していると思います。ここから彼に必要なものは、習得したボクシングをさらに追求することです。ボクシングを追求し続けて、ボクシングの“秘密”の部分にまでたどり着く必要があります。なぜ私が6階級も制覇することができたのか、それはチャンピオンになっても満足せず、習得したボクシングをより高くより深い部分まで理解して、壁にぶつかったら解決策を自分なりに導いてきたからです。それを積み重ねてボクシングの秘密にたどり着きました。井上選手も次のステップに進むには、私のようにボクシングの秘密を探し出すこと、それが分かればどんな相手でもどんな階級でも勝てると私は信じています。 ◆マニー・パッキャオ フィリピン出身。史上2人目の世界6階級制覇王者。14歳頃より本格的にボクシングの練習を開始し、1995年1月に16歳でプロデビュー。2001年6月、オスカー・デ・ラ・ホーヤの前座で急遽IBF世界スーパーバンタム級王者のレーロホノロ・レドワバへの挑戦者に抜擢され、KO勝利で王座を奪ったことで一躍名を上げた。08年には階級をウェルター級に上げてスーパースターのオスカー・デ・ラ・ホーヤと対戦。“ドリームマッチ”と名付けられるほどの体格差をものともせず8回TKO勝利を挙げた。15年5月のフロイド・メイウェザーとの“世紀の一戦”と呼ばれた世界ウェルター級王座統一戦では、判定負けを喫したが約150億円 のファイトマネーを手にした。22年大みそかにRIZIN参戦を表明。24年7月の『超RIZIN.3』でついにグローブをつけてリングに立つ。