神戸戦のメッシを母国メディアはどう伝えたか? 香港騒動から窺えたスーパースターの影響力と背負うものの大きさ
昨年11月のニューヨーク・シティ戦に始まり、今年1月のエルサルバドル代表戦を経て、FCダラス戦、アル・ヒラル戦、アル・ナスル戦、香港選抜戦、そして神戸戦という親善試合行脚を続けているインテル・マイアミだが、2月21日のMLS開幕戦(対レアル・ソルトレイク)に向けて、あとはメッシの故郷のクラブで、かつて彼がユースチームにも在籍したニューウェルズ・オールドボイーズとの一戦を残すだけである。 そのいく先々で熱狂を巻き起こしているメッシについて、『Ole』紙は「彼の存在が世界中でいかなることを引き起こしたとしても、もはや我々を驚かせることはない。その名が世界的に知られるようになってから、どこでプレーし、どのチームのユニホームを着ていても、レオは全てを変えてしまう」と、そのピッチ内外での途轍もない影響力の大きさを強調した。 ちなみに、メッシが生まれる約半年前の1987年1月、同じアルゼンチンのスーパースター、ディエゴ・マラドーナは直前のセリエAで左足首を酷く痛めながらも、足を引きずって来日を果たし(成田空港に姿を見せた彼はとてもプレーできるようには見えなかった)、「ゼロックス・スーパーサッカー」で南米選抜のキャプテンとして84分間プレーしている(試合は1-0で日本リーグ選抜に勝利)。 彼は自身が大会の目玉選手であることを自覚し、またユニセフ協賛の試合ということで、「世界の子どもたちのためのプレーしたい」と、あくまでも「テレビCM撮影のための来日」のみを許可していた所属クラブのナポリを説得してまでピッチに立ち、素晴らしい技術とフィジカルの強さで満員の国立競技場を沸かせたというが、今回のメッシも同様に、スーパースターが背負うものの大きさを感じさせる。 構成●THE DIGEST編集部
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