「4億円の印税が入る…」麒麟の田村裕、ベストセラー本“再び”を期待する娘の皮算用
関西マダムたちに持ち上げられて…
『ホームレス中学生』ブームから17年。一時は仕事が減り、一発屋ならぬ“一冊屋”と呼ばれた時代もあった田村さんだが、近年はバスケットボール関連の仕事をはじめ、多方面で活躍の場を広げている。10月には自身の人生観や子育て、夫婦関係や芸人としての生き方を綴ったエッセイの発売を控えているとのこと。 「実は、ひとつ困っていることがあるんです。『ホームレス中学生』で2億円の印税が入った、という過去の情報を娘が仕入れてしまい、僕が本を出せば売れると思っているんですよ。今回の新装版と新刊のエッセイを合わせて“4億円の印税が入る”という大きな勘違いをしているので『そんなに売れへんよ』と諭してはいますが、どこまで伝わっているのか不安です(笑)」 そして昨年からは、関西の情報番組『よ~いドン!』(カンテレ)の人気コーナー『いきなり! 日帰りツアー』のレギュラーを担当。関西のマダムたちから熱い支持を得ているという。 「先輩芸人のたむらけんじさんから担当を引き継いだ、関西のマダムたちを日帰りツアーに連れて行く企画です。どうやら、そこでの僕の立ち居振る舞いが大好評なんです。あくまでマダムたちからの声ですが、最近は僕の“ビジュアル”までよくなっているとか(笑)。『よ~いドン!』が放送されていない地域もあるので、まずは僕のインスタグラムをのぞいてもらえるとありがたいです」 ホームレス中学生から、マダムキラーへと成長を遂げている田村さん。これからの躍進に期待大! 田村裕●1979年、大阪府生まれ。吉本興業所属。'99年に相方・川島明と麒麟を結成。本格派漫才コンビとして頭角を現し、'07年に自身の過酷な幼少期を綴った著書『ホームレス中学生』(ワニブックス)が大きな話題に。このほど、『新装版ホームレス中学生』(ワニブックス)を出版。 取材・文/大貫未来(清談社)