台風5号は東北に直撃 記録的な大雨の恐れ 酷暑続くお盆休み 新たな熱帯擾乱発生か
暴風や高波にも厳重警戒
東北や北海道では、海上を中心に11日(日:山の日)は非常に強い風が吹き、12日(月:振替休日)は猛烈な風が吹く所がある見込みです。 11日(日:山の日)に予想される最大風速(最大瞬間風速) 東北 25メートル (35メートル) 北海道 15メートル (23メートル) 12日(月:振替休日)に予想される最大風速(最大瞬間風速) 東北 30メートル (40メートル) 北海道 18メートル (25メートル) 東北や北海道では、11日(日:山の日)から12日(月:振替休日)は大しけとなる所がある見込みです。 11日(日:山の日)に予想される波の高さ 東北 7メートル うねりを伴う 北海道 5メートル うねりを伴う 12日(月:振替休日)に予想される波の高さ 東北 7メートル うねりを伴う 北海道 5メートル うねりを伴う 暴風に厳重に警戒し、高波に警戒してください。海岸付近には近づかないでください。 お盆休み期間で移動の多い時期ですが、交通機関が大きく乱れる可能性もあります。予定の変更も視野に、迂回ルートや代替ルートも検討してください。
九州~関東 危険な暑さが続く
この先も九州から関東は強い日差しが照り付けて、危険な暑さとなる日が多いでしょう。 福岡市や大阪市、名古屋市は連日のように猛暑日(最高気温35℃以上)となる見込みです。名古屋市は12日(月:振替休日)は39℃と40℃に迫る暑さとなりそうです。東京都心も15日(木)にかけて35℃と猛烈な暑さが続くでしょう。その後も不快な蒸し暑さが続きそうです。 熱中症リスクの高い状態が続きます。屋外のレジャーやお墓参りなど熱中症対策を万全になさってください。
新たな熱帯擾乱も発生か
日本の南の海上は熱帯擾乱(台風や熱帯低気圧)の発生しやすい状況となっています。台風5号とは別に今後、新たな熱帯擾乱が発生し、日本や海外の気象予測モデルでは北上すると予想するものもあります。来週後半に日本列島に影響を与える恐れもあり、今後の動向に注意が必要です。 熱帯擾乱の動向によっては、予報が大きく変わる可能性がありますので、最新の台風情報・気象情報にご注意ください。
日本気象協会 本社 吉田 友海