台風10号が上陸恐れ 災害、交通の乱れに警戒を
台風10号が日本に接近しており、気象庁は災害への厳重警戒を呼び掛けている。 強い台風10号(サンサン)が、発達しながら日本の南を北上している。気象庁は、2024年8月27日以降に西日本や奄美地方に近づき、上陸する恐れがあると予想している。同庁は、西日本では暴風、高波に厳重な警戒をするよう呼び掛けている。
台風10号の接近に伴い、各地で交通が乱れそうだ。JR西日本は、近畿エリアの広範囲で27日夕方以降、在来線の運転を見合わせる可能性があると発表。山陽新幹線は27~29日、北陸新幹線は28~29日に、それぞれ計画運休や大幅な遅れなどが見込まれる。JR九州も、管内で運転取りやめがありうるとしている。 空の便では、日本航空(JAL)は27~28日、九州、中国、四国、近畿など西日本の空港を発着する国内運航便を中心に影響があるとしている。国際線は28日に名古屋中部、大阪関西空港の発着便の一部で欠航が出ている。全日空(ANA)も28~29日に西日本を中心とした国内線への影響を予想している