ホンダが新型「ADV350」を欧州で発表! サスペンションやメーターを変更、新色4カラーを設定
日本未発売のATアドベンチャーが進化を遂げた!
ホンダは2024年11月5日、イタリア・ミラノで開催されたEICMA2024で「ADV350」のニューモデルを発表した。 【写真はこちら】新型「ADV350」の全体・各部、カラーは4色 2021年のEICMAで発表され、2022年から欧州など海外で販売されているホンダ「ADV350」。排気量330ccの単気筒エンジンやアンダーボーンフレームなどプラットフォームは現地で販売されている「フォルツァ350」と共有している。 日本では排気量を249cc化された「フォルツァ」は販売されているが「ADV350」の導入には至っていない。新型の2025年モデルも、残念ながら11月5日の時点では国内での市販予定車に含まれなかった。ただATアドベンチャーを求める人には魅力的なパッケージとなっているのはたしかだ。 新型「ADV350」は現行モデルをベースに、装備群をアップデートしている。 走行性能に関わる部分では、プリロード調整可能なリアサスペンションが新たに採用されたことが大きい。フロントサスペンションは変わらず、Φ37mmの倒立フォークを装備。どちらもショーワ製だ。 ホイール径は前15・後14インチで、ブロックパターンのチューブレスタイヤを装着。前後のディスクブレーキにはニッシン製のキャリパーを備える。これも従来モデルから継承されている。 メーターは5インチTFTディスプレイを新採用。スマートフォンとの接続機能「Honda RoadSync」を搭載している。操作するボタンは、新型車で採用が相次ぐ4wayセレクトスイッチに換装された。また、新たにウインカーのオートキャンセル機能が追加されている。 シート下ラゲッジボックスの容量は48L、新型は内部にライトを装備。USBソケットは従来通り左側のグローブボックスに備わっている。 さらにECUセッティングの変更や、O2センサーを備えるなどし現地の排ガス規制に対応した。最高出力・最大トルクは維持している。マフラーカバーも変更され、デザインが変わった。 ボディカラーは4色用意されており、いずれも新色となった。
webオートバイ編集部