ソロで躍動の中島健人『しょせん他人事ですから』、山下智久『正直不動産』の両ドラマに通じる爽快感
ソロとなって新しい道へ挑戦する2人
『正直不動産』も、身近で起こり得る不動産の契約においての“リアルなトラブル”を扱っていた点、嘘がつけないバカ正直なアドバイスで、時に顧客を逃しつつつも、その正直さから口コミが広がっていく点も、『しょせん他人事ですから』と通じている。また住まい選びを通して、家族同士お互いを見つめ直し、関係が改善されたり、結束が強まる、ヒューマンドラマの一面があったことも共通している。 そしてお仕事ドラマとして、『しょせん他人事ですから』は身近だが難解な法的専門知識を、分かりやすいCGやテロップで相談者に対して説明しつつ、同時に視聴者も学べる仕組みになっている。このスタイルも『正直不動産』同様、トラブル解決のスカッと感のほかに、「見てためになった」というお得感を与えてくれる。 この2作品の主演である中島健人と山下智久自身も多くの共通点を持つ。トップアイドルでありながら大学で熱心に学び、若いうちから英語力を磨いてきた。グループの一員として確固たる地位を築いた後、ソロとなって新しい道に挑戦している。 山下は俳優としてすでに多くの海外の映画・ドラマ作品へ出演しているだけでなく、ソロアーティストとしてアルバム発売、韓流アーティストとのコラボ、ライブツアーを敢行するなど精力的に活動している。 中島も今年、世界同時放送&配信予定のHuluオリジナル『Concordia(コンコルディア)』(仮題)で、“夢の海外ドラマデビュー”を果たす予定だ。ソロアーティストとしても、敬愛する東方神起とコラボしたり、キタニタツヤとのユニット・GEMNとして、海外ファンへの訴求力がある『【推しの子】』(TOKYO MXほか)の第2期オープニングテーマを担当している。『しょせん他人事ですから』でも音楽プロジェクト『HITOGOTO』名義の『ヒトゴト feat.Kento Nakajima』が主題歌となっている。 中島のソロコンサートに山下が登場するなど交流もある2人。すでに国内外で俳優・アーティストとして活躍する山下に続き、『しょせん他人事ですから』を皮切りに、本格的にソロ活動をスタートした中島が、今後さらに世界に羽ばたく日も近そうだ。
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