クミコ×松村雄基の対談が〈ニッポン・シャンソン・フェスティバル2024〉に先駆けてBS朝日で放送
BS朝日『今度ナニ観る!?~BS朝日イベント検索TV~』にて ニッポン・シャンソン クミコと松村雄基による対談の様子を8月24日(土)に放送することが決定。 10月23日、東京国際フォーラム ホールCにて〈ニッポン・シャンソン・フェスティバル2024〉が開催されます。2024年は、越路吹雪生誕100年、シャンソンの名曲「愛の讃歌」の初録音から70年という節目の年。さらには、パリオリンピック・パラリンピックが開催され、オリンピック開会式ではセリーヌ・ディオンの「愛の讃歌」歌唱が大きな話題となりました。フランスをルーツとする音楽ジャンルの“シャンソン”が改めて注目されています。 コンサートに出演するのは、シャンソニエの老舗・銀座「銀巴里」でプロ活動をして、今も第一線で活躍するシャンソン歌手のクミコ。そしてドラマ『スクールウォーズ』をはじめ、舞台や映画、ドラマなど幅広い活躍を行ない、歌手としても活動する俳優・松村雄基。さらに、松田美由紀、安蘭けい、日野真一郎(LE VELVETS)、ア・ラ・シャンソン[きゃんひとみ&メイリー・ムー(星屑スキャット)&ソワレ]、レジョン・ルイといった豪華なラインナップとなっています。 このたび、コンサートに先駆けて、クミコと松村雄基が“シャンソン”の魅力とコンサートの見どころを語ったインタビューが公開されています。 [クミコと松村雄基インタビュー] ――6月の番組でコンサートの開催が発表されました。一つ番組があって、そこからコンサートにつながっていくというのは珍しいケースかと思いますが。 松村:舞台やコンサートを行なって、それを放送するというのはよくありますが、こういうのは初めてです。 クミコ:私もこれまでに経験がないですね。 松村:番組で、いろんな方と共演できたのがすごく嬉しかったですし、楽しかったのですが、お客さんがいるコンサートはまた違う楽しさがあります。きっとハプニングもあると思いますけど(笑)、そういうのもコンサートの楽しみなので。 ――“シャンソン”は日本に長く定着している音楽ジャンルの一つだと思いますが。 松村:そうですね。もしかしたら、シャンソンだと知らずに聴いている曲もたくさんあると思います。日本人にとっても身近な音楽ですけど、ちょっと敷居の高い音楽というイメージもありました。フランス語の響きがおしゃれで、そう思わせるのかもしれないなって。日本語詞になったシャンソンを聴くと身近に感じられるんです。 ――長くシャンソンを歌われているクミコさんから見た“シャンソン”は? クミコ:自虐的なんですけど、絶滅危惧種だと思っています。それが今年、いろんなタイミングが重なる年になっていて、それによって延命できるのかなと思いました。“延命”っていう言い方がいいかどうかはわかりませんが、シャンソンにもまだ役割があるのかなと思うようになりまして、希望が持てるようになりました。松村さんや松田さんのような方が参入されたことで、これまでシャンソンを聴いてこなかった方、シャンソンをそれほど意識されてこなかった方も興味を持っていただけたみたいなので、こういう形で延命に次ぐ延命をはかっていこうかと思っています(笑)。 ――いろんなジャンルで活躍されている方々がシャンソンを歌うことによって、新しい入口ができましたね。 クミコ:はい。これを最初にして、シャンソン愛好家の方だけでなく、一般の方にも広げていきたいなと思っています。 松村:番組に出させていただけただけで光栄でしたけど、そういっていただけてありがたいです。シャンソンによって自分の中の自分でも知らなかった部分を引き出してくれた感覚もありますので、今度のコンサートでも、それを聴いたことで人生を楽しく過ごすヒントとかを感じてもらえたらいいなと思います。僕自身、シャンソンを歌ったことで感じましたから。 クミコ:私ね、松村さんに“イヴ・モンタン”のようになってもらいたいんです。イヴ・モンタンのステージを見るとわかりますけど、“芝居的シャンソン”なんですよ。舞台上のちょっとした動きも計算されていて、役者として優れている方だから表現できたと思っています。それを今、日本でやれるのは松村さんだと、この前の番組の収録の時に感じました。 松村:ありがとうございます。夢が広がります。 クミコ:イヴ・モンタンのステージは理想形です。男だったらあんなふうにやってみたかったなって。 ――歌手それぞれの表現があるんですね。10月のコンサートでは出演者の数だけ違うステージパフォーマンスが楽しめそうな気がします。 松村:ずっと歌われ続けてきてスタンダードナンバーになっている曲でも、現在に生きてる我々が歌うことで、過去の方が歌ったものとは自ずと違うものになります。僕が歌えば、僕が背負った何かが見えたりすると思うので、その時の歌い手の人生観や経験によって聞こえ方が違うので、そういうところも楽しんでもらいたいです。 クミコ:今回のコンサートは、シャンソンだけを歌ってきたという歌手が集まったコンサートではありません。6月の番組の時、「どうなるのかな?」って思って見ていたんですけど、「いい番組だったなぁ」って一視聴者としてもすごく楽しめました。より自由度があって、みんなに聴きやすいものになったと思いましたので、10月のコンサートもきっと楽しんでもらえると思っています。ぜひ、会場に足を運んでいただければと思っております。