岩田寛 ツアー史上最年長の賞金王初戴冠への条件は“優勝”も「何も変わらない」
男子ゴルフの今季最終戦日本シリーズJTカップは28日から4日間、東京都稲城市の東京よみうりCC(7002ヤード、パー70)で開催される。 2週連続Vを目指す岩田寛(43=フリー)は「何も変わらないです」といつも通り自然体で臨む。 前週のカシオ・ワールドオープンでは最終日に2打差を逆転し、ツアー通算7勝目を達成。反響については「どうですかね…他の人が分からないので」と話しつつも、今季初勝利を挙げたBMWツアー選手権森ビル杯(6月)に比べると「少なかったんじゃないかな」と少し寂しげにつぶやいた。 尊敬する谷口徹からはLINE(ライン)で祝福のメッセージとともに「キングになれよ」とエールも届いた。今季のシード権争いも終わり、谷口は26季保持したシードを喪失。岩田は「来年、生涯獲得(賞金による1年シード)使ってくださいね」と返信したが、既読無視されたといい「谷口さんとのLINE(ライン)は大体最後無視されて終わります」と苦笑した。 現在、賞金ランク4位でトップと約1931万円差。ツアー史上最年長の43歳305日での賞金王初戴冠条件は優勝しかない。タイトルへの気持ちについて聞かれると「うーん。正直…やめとこ」と闘志は内に秘め、最終戦も岩田らしくクールに戦う。