裏金問題で注目の和歌山2区 衆院選くら替えの無所属・新人の世耕弘成氏が当選
和歌山2区では、無所属の新人・世耕弘成前参院幹事長の初当選が確実となった。二階俊博元幹事長の後継者である秘書だった三男で、自民党・新人の信康氏を破った。 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題で注目を集めた選挙区。二階氏の強固な地盤が築かれている選挙区だったが、世耕氏は26年間の参議院議員としての実績と、抜群の知名度を最大限に生かした。裏金問題で離党し、無所属で衆議院議員にくら替えしての初の選挙戦は厳しい戦いとなった。選挙期間中は2022年7月に死去した安倍晋三氏の“形見分け”の靴を履き、98年の参院選初当選以来、初めて地元・和歌山に腰を据えて戦った。SNSなどを駆使し、選挙区内をくまなく回る地道な戦いが実を結んだ。
報知新聞社