娘は子ども好きで「保育士」を目指しています。ただ求人は「月18万円」程度で激務だと聞きます。好きなことも大事ですが、もう少し「高収入」の仕事を目指すよう勧めるべきでしょうか?
高収入の仕事を目指すよう勧めるべき?
どれだけ好きな仕事でも、例えば、月10万円台の収入では生活が厳しいと不安を覚える人が増えても不思議ではありません。月収18万円の場合も生活できないわけではありませんが、家計のやり繰りや老後対策も考えると厳しいと言わざるを得ないでしょう。 しかし、有料職業紹介事業を行うSimple株式会社が2023年11月に行った「保育士さんの生活水準に関する調査」によると、一都三県の保育士の年収は、300万円~399万円が11%、400万円~499万円が21%、500万円~599万円が23%となっています。地域によって差があるのかもしれませんが、園によっては他業種とそん色ない年収のケースもあるようです。 さらに、生活水準に「満足している・どちらかといえば満足している」と答えた保育士さんの割合は、それぞれ19%と31%で合わせて50%という結果でした。 保育士になってからは主任保育士や園長など昇進を目指すルートもあります。保育士以外の仕事もある点に触れつつも、最終的には「保育士になりたい」という子どもの意思を尊重してみてはいかがでしょうか。
まとめ
本記事では子どもが保育士を目指している場合、収入や待遇面への不安からやめるように説得したほうがいいのか解説しました。 共働き世帯が多い中で保育士は社会的に欠かせない仕事の1つです。もちろん生活するために収入規模は無視できませんが「お金以外の部分」で重視したい内容はあるのか、保育士を目指す子どもに確認してみるのもいいかもしれません。 出典 厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 Simple株式会社 保育士さんの生活水準に関する調査(PR TIMES) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部