【競輪】19歳の伊藤優里が堂々の逃げ切りで初V~松山競輪ルーキーシリーズ2024
松山競輪で2日、「ルーキーシリーズ2024」(男子・125期、女子・第126期)の最終戦が行われ、第11、12Rで男女の決勝が争われた。 11Rの女子は打鐘過ぎに上昇した伊藤優里(19)=三重=がイン磯村光舞、中島瞳の並走を尻目に先行逃げ切り。初優勝を飾った。2着に磯村が流れ込み、中島に続き、外を伸びた平子結菜と磯村を追った田野口佳奈が3着を分けた。伊藤の“本格デビュー”は7月13日から開催される名古屋。藤田まりあ、石井貴子(東京)らと対戦する。 伊藤優里「決勝は先行を覚悟して長い距離を踏むと決めていた。磯村さんはダッシュがあるのでとにかく、出切らないとダメだと思った。何も考えず『私行けー』でした。(滝沢正光)所長、やったでぇ~」 12Rの男子決勝は山崎歩夢(19)=福島=が、中石湊の逃げを打鐘で強引に叩いた阿部英斗、最終ホームから番手まくりを放った森田一郎を追う形で3角まくって初優勝を遂げた。2着は山崎を追った久田朔、3着は森田後位から踏んだ船山真生。山崎の次回出走予定は7月7日開幕の地元・平。 山崎歩夢「優勝できて父(芳仁)に報告ができそうです。函館で優勝を逃し、レースを何度も見直し、反省、今回は緩んだところで絶対に仕掛けようと思っていた。松山は走りやすかったです」 滝沢正光(日本競輪選手養成所所長)「伊藤は在所時代より走る姿がひと回り大きくなった感じで、かなり練習をしていたんだなって思いましたね。中島らを相手に逃げ切りは自信になったと思う。山崎は前回函館で1、1着で勝ち上がり決勝6着。どう臨むかが気になっていた。力強い自力を使い、ゴールを駆け抜けたレースはよかった。今後は競輪一本で行くということなので、より情熱を感じるし、頑張ってほしい」
報知新聞社