ゴール後に喜ぶドイツ代表（AP）

＜欧州ネーションズリーグ：ボスニア・ヘルツェゴビナ1－2ドイツ＞◇11日◇1次リーグ第3戦◇リーグA3組◇ゼニツァ 　ドイツが敵地でボスニア・ヘルツェゴビナを2－1で下し、2勝1分けの勝ち点7として首位をキープした。シュツットガルトで好調のFWウンダフ（28）が前半に2ゴールを奪った。 　ムシアラ（バイエルン・ミュンヘン）、ハーバーツ（アーセナル）、GKテアステーゲン（バルセロナ）ら主力7人がけがで不在の中、しっかり勝ちきった。ナーゲルスマン監督は「全体的にパフォーマンスには満足している」と語った。 　前半30分、MFアンドリッヒの縦パスに抜け出したMFビルツがワンタッチで落とし、そこに走り込んだウンダフが右足で蹴り込んで先制。昨季王者レーバークーゼンで主力としてプレーする2人の連係が起点となった。 　その6分後にはシュツットガルトのラインから追加点。DFミッテルシュテットの左からの低く鋭いクロスをウンダフが右足で押し込んだ。 　長く代表を支えたクロースが現役を引退し、ミュラー、ギュンドアン、GKノイアーも自国開催だった6～7月の欧州選手権を最後に代表引退を表明。それでも、自国リーグの昨季王者レーバークーゼン、同2位シュツットガルトに所属する選手が代表でも好連係を披露。チームの変革が順調に進んでいることを印象付けた。 　次節は14日にホームで1勝2分けで2位のオランダと対戦。21歳でチームの攻撃をリードするビルツは「難しい試合になるはず。オランダはチームの質がさらに高い」と気を引き締めた。