阪神・井上 鳴尾浜で再出発の三塁打!開幕1軍諦めない 「自分が何をするべきかを考えれば、結果は出てくる」
「教育リーグ、阪神3-6中日」(10日、鳴尾浜球場) 目は死んでいない。阪神・井上広大外野手が開幕1軍へ向けて、鳴尾浜で再出発を切った。「自分がどうするべきなのか考えながら、やっていけたら」。1軍では場面に応じての打撃が求められる。岡田野球を肌で感じ、すぐに結果を残した。 【写真】オープン戦の試合中はめちゃくちゃ怖かった岡田監督 ベンチからマジで睨み付ける 両軍無得点の二回無死。2球で追い込まれながら、松木平のカットボールを右越えに運んだ。二塁を回ると、ニッコニコで三塁到達。「追い込まれたらどうするか。変化球にも対応できている。状態は悪くないかな」。その後の3打席で安打はなかったが、内容のある打席を送った。 2軍では4番を任されるが、上の舞台では下位打線が多くなる。先頭打者なら出塁を、好機の場面では最低限の打撃をしなければならない。「今の1軍の野球では必要なところ」。本塁打や長打が全てではない。今後もチーム打撃に徹する考えだ。 12日からは教育リーグのソフトバンク戦(筑後)に帯同予定。「結果も大事ですけど自分が何をするべきかを考えれば、おのずと結果は出てくると思う」。出番は必ずやってくる。その日まで、鍛錬を積み重ねる。