〔情報BOX〕パウエル米FRB議長の発言要旨
[2日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は2日、ポルトガルで開催された欧州中央銀行(ECB)主催の会合で、FRBは利下げに着手する前にインフレ鈍化に関する一段のデータを確認する必要があるという見解を示した。 発言内容は以下の通り。 *労働市場はなお堅調 *ディスインフレ傾向に再開の兆し *インフレ対策で進展が見られた *ディスンフレの道に戻りつつある *政策金利を引き下げる前に一段の確信が必要 *最近発表されているような経済指標が一段と必要 *経済指標で大きな進展が示されている *労働市場が予想外に弱まれば対応する *われわれには時間をかけて正しく対応する能力がある *(対応が)早すぎることと遅すぎることのリスクを十分に認識 *リスクは一段と均衡化しつつある *サービスインフレは通常、一段と粘り強い *賃金インフレは持続可能な水準に向かって下降傾向にあるが、均衡水準をなお上回っている *労働市場は冷え込みつつある *インフレ率は来年末かその翌年に2%に戻る可能性 *FRBの政策はなお制約的で適切 *米国では独立したFRBに対する幅広い支持がある *連邦議会で両党とも独立したFRBを支持 *財政赤字は極めて大きい *財政赤字の道は持続不可能 *遅かれ早かれこの問題に取り組む必要がある、早いほど望ましい良い *大部分の人は超低金利に戻ることはないと考えているが、誰にも分からない *1年後のインフレ率は2%台前半から半ばになる