つないだ打線で優勝マジックは10 ソフトバンク、11安打で8得点「効率がいいタイムリー」
◆オリックス3―8ソフトバンク(13日、京セラドーム大阪) 4年ぶりの優勝へ、ソフトバンクがチーム一丸、同じ方向を向いて、ひた走っている。 ■川瀬VS川瀬!勝ったのは…「川瀬」【動画はこちら】 11安打で8得点。本塁打なしの〝つなぎの打線〟だ。小久保裕紀監督は「効率がいいタイムリーが出たのでね。それで有利には進められた」と粘りを見せた攻撃をたたえた。 「とにかくつないでいくという気持ちだけでした」と先制打を振り返ったのは栗原陵矢だ。初回1死二塁、オリックス・山下のカーブを右中間二塁打とした。守備のミスで追いつかれた直後の3回、安打で出塁した先頭の牧原大成を周東佑京が送っての1死二塁から、今宮健太が左前へ勝ち越しのタイムリー。今宮のコメントも「いつもと同じくつなぐことだけを考えました」。思いも、見ている先も同じだから、打席を思い返しても、その〝考え〟が一致するわけだ。 5回の3点目も周東の右犠飛。8回にはオリックス側にアクシデントが続き、1イニングで投手5人が登場する中、単打5本に2四球、犠打、犠飛と、打者10人で5点を挙げた。それまで3打席連続三振だった山川穂高も、チーム4点目のタイムリーを左前へ運び「何とか1点、追加点が欲しい場面。良かったなと思います」と〝つなぎの猛攻〟にうなずいた。 これで4連勝。3位以内を確定させ、優勝へのマジックナンバーも「10」とした。いよいよ秒読み態勢に突入する。 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社