印インディゴ、A350-900を30機発注 初のワイドボディ、27年受領
エアバスは現地時間5月6日、インドのインディゴ(IGO/6E)がA350-900型機を30機確定発注したと発表した。インド最大のLCCで、客室に通路が2本あるワイドボディ(広胴)機を発注したのは初めて。 【画像】インディゴのA350とA320neo 納入は2027年から始まる見込みで、長距離路線への投入を視野に入れており、契約には70機の購入権が含まれる。 インディゴは2023年6月に開かれたパリ航空ショーで、A320ファミリーを500機確定発注。世界最大のA320ファミリーの顧客に躍り出た。2005年にA320を100機発注したのを皮切りに、2011年にはインドの航空会社で初めてA320neoを180機発注。2014年にA320neoファミリー250機、2019年にA321XLRを含むA320neoファミリー300機を発注した。2014年の発注は当時のエアバスにとって、1回の発注では過去最大となり、2019年の発注も航空会社による単独発注では最大規模と、インドの著しい経済成長を背景に、大量発注が続いている。 A350-900のメーカー標準座席数は、最大1クラス440席、3クラスでは300-350席。エンジンはロールス・ロイス製Trent XWB(トレントXWB)を採用している。
Tadayuki YOSHIKAWA