ロアッソ熊本「推しメン」大西遼太郎選手 大木監督と築いた信頼関係で攻守で大活躍
明治安田J2リーグ・ロアッソ熊本の選手の素顔に迫る“きょうの推しメン”。今回は大西遼太郎選手(27)です。攻守で大活躍のディフェンダーの覚悟に迫ります。
プロ5年目の大西遼太郎選手はサッカー王国、静岡県出身。同じく静岡県出身の大木武監督に高校時代も指導を受けました。 ■大木武監督 「第一印象はジュビロのユースの時だね。うまかった。もっともっと伸びる選手だと思った」
当時、ジュビロ磐田ユースの監督だった大木監督の下でサッカーを学び、大学卒業後の2020年にFC岐阜に入団。そしてプロ4年目の昨シーズン、ロアッソに加入しました。 ■大西遼太郎選手 「(オファーしたのが)大木さんってわかってましたし、オファーもらった時はすぐ熊本行こうと思いました」
これほどほれ込む大木監督の魅力を聞きました。 ■大西遼太郎選手 「練習やってても楽しいですし、 こうサッカーやってるなって感じられることと、(試合に)出られないなど自分の中で難しい時期があると思うん ですけど、そういう部分での メンタリティや振る舞いは、大木さんから教わる部分が大きかった。またやりたいなと思った」
熊本での1年目となった昨シーズン、第12節の町田戦で先発起用されると、大木監督から粘り強いプレーが評価されてスタメンに定着しました。 ■大木武監督 「割と粘着質っていうか、ボールを奪う時にしても、ボールを自分がキープしている時にしても、割と粘って取られなかったりとか、割と上手く取ったりとか。それが彼の一番の特徴かな。後ろからその一歩手前まで広範囲にプレーできる選手」
岐阜では出場機会に恵まれなかった大西選手は、去年、熊本で29試合出場を果たしました。そして今シーズンは、ここまでリーグ戦全試合出場。ロアッソにとって欠かすことのできない存在となりました。 ■大西遼太郎選手 「去年までけがなく1年終えたことがなくて、けがなく今のところ全試合出られてのは、すごくプラスのいい部分」 中でも今シーズン、一番印象に残っているプレーは、8月25日のアウェーいわき戦です。大西選手は相手ディフェンダーとキーパーの間に正確なロングボールを供給。それを石川選手がワンタッチでシュート!連敗を3で止める見事なアシストをしました。 ■大西遼太郎選手 「元々パスが下手で、相手の裏に背後に落とすボールがすごく下手で、(ヘッドコーチの藤本)主税さんからも 振り返りの時に言われていて、その中で取り組んだ。そういう 中でのアシストだったので、すごくうれしかったです」