制服、学用品など譲渡 奄美市役所で初開催 SDGs奄美
NPO法人SDGs奄美(西川雄一理事長)は18~20日、鹿児島県奄美市名瀬の市役所3階市民交流スペースで、子ども服古着・学用品無料譲渡会を行った。地元企業や個人から譲り受けた子ども服や文房具、学用カバン、制服などを提供。使わなくなった服や学用品を寄付できる回収ボックスも設けた。 譲渡会は同法人が5年前から取り組んでおり、活動をより多くの人に周知しようと、市福祉政策課の後援を得て初めて同市役所で実施した。制服の譲渡は今年3月に同市名瀬の新川ふれあい館で行ったイベントに続き2回目。 会場には乳幼児から高校生までが着られる子ども服や制服約600点、その他学用品が多数並び、訪れた人たちが必要な物を持ち帰った。古着などを寄付する人の姿もみられた。 未就学児と小学1年生の子どもがいる名瀬の40代女性は「子どもが成長すると次から次に買わなければならずお金がかかるので、本当に助かる。使わなくなったものも、できれば島の中で寄付したいと思っていたので良かった」と話した。 幸多拓磨理事(48)は「物価高騰の中で少しでも皆さんの助けになり、負担を軽くすることができたら」と語った。