【山口県】市内行員70人が協力 西京銀行本店で献血
周南市の西京銀行(松岡健頭取)が22日、同行本店駐車場で献血活動を実施し、市内に勤務するグループ職員約70人が400ミリリットルの献血に協力した。 この活動は日本赤十字社の協力のもと、1993年から地域貢献活動の一環として継続。本店所在地の周南市で年2回、岩国市や山口市などの各地域では年1回取り組んでいる。 この日は献血前の検診用バス、医師の問診と検査用バス、採血用バスの3台が駐車場に並び、雨の中でも職員らは続々と献血に協力していた。 県赤十字血液センター事業部献血推進課推進係の岩本渉平主任(35)は「けがや事故による輸血が多いイメージの人もいると思うが、実は8割が病気の治療に使用。血液製剤は有効期限があるので日々、協力をお願いしたい」と呼びかける。 現在、県内の血液製剤は不足していないが、献血協力者が計画より少なく、この状態が続くといずれ不足が顕著になる可能性もあるという。 献血に14回協力している同行ビジネスコンサルティング部DX推進室の星屋誠副代理(50)は「過去に自身も手術を受けたことがある。大けがや病気の人たちには血液が必要、と想像したことが献血に協力するようになったきっかけ」と話していた。 採血した血液の赤血球は28日間、血小板は4日間しか有効期限がなく、継続的な献血協力が必要。これまで同行では延べ3,232人の職員が献血に協力している。