凍結防止剤を自動散布 広島市、西風新都に装置 降雪時にスリップ事故や渋滞
広島市は、降雪時にスリップ事故や渋滞が起きていた安佐南区大塚西の市道「西風新都中央線」に、凍結防止剤を自動で散布する装置を設置した。交通量の多い幹線道路ながら、急坂のため積雪でスリップしやすく、地元が対策を求めていた。 【動画】西風新都に凍結防止剤の自動散布装置 アストラムライン大塚駅の西側で、上り坂となる西行き車線の歩道に1基ずつ設置。21日に運用を開始した。気温が零度を下回ると、車道に向かって液状の凍結防止剤を自動で路面に噴射する。通過する車が踏みならすことで路面に広がっていく。整備費は2基で約3500万円。 西風新都中央線のうち大塚駅から佐伯区石内北付近までの約2・3キロの区間は急坂が続き、降雪時にはタイヤが空転する「スタック」が発生しやすい。2022年12月、23年1月の寒波ではスリップ事故や渋滞が起きた。
中国新聞社