熊本市の洋菓子製造会社『シェ・タニ』が商品の賞味期限を改ざんしたとされる問題の続報です。調査を行っていた熊本市は科学的・合理的な根拠なく賞味期限を設定していたとして１６日、会社側に再発防止策の徹底などを求める行政指導を行いました。 商品の賞味期限を先延ばしするためにシールを貼り替える改ざんをしていたとして、 １５日、謝罪のコメントを発表した熊本市の洋菓子製造会社『シェ・タニ』。 ９月から調査を行っていた熊本市保健所は、シェ・タニが少なくとも去年１２月から９月にかけて、チョコレート菓子『アマンドショコラ』およそ１０００個を不適切な賞味期限を表示し、熊本市内５店舗で販売していたことを確認しました。 また、科学的・合理的な根拠がなく賞味期限を設定していたことが食品表示法に違反していたと判断しました。 また、実際の製造工場とは違う工場を表記していたことも違反するとして、１６日、シェ・タニに対し、表記の是正や全商品の点検、原因究明の徹底、再発防止策の 提出などを指示する行政指導を行いました。 会社側は市の調査に対し「品質検査がされていると思っていた。認識不足だった」と 説明したということです。