米中古住宅28年ぶり低水準 23年販売、金利上昇が響く
【ワシントン共同】全米不動産業者協会(NAR)が19日発表した2023年の米国での中古住宅販売戸数は前年比18.7%減の409万戸となり、1995年以来、28年ぶりの低水準となった。販売価格(中央値)は0.9%上昇の38万9800ドル(約5800万円)と、データがある99年以降で最高だった。 中古住宅の在庫不足を背景にした価格高騰と、米連邦準備制度理事会(FRB)による政策金利の引き上げに伴う住宅ローン金利上昇で消費者の購買意欲が冷え込んだ。4地域全ての販売戸数が前年を下回った。