韓国国会 汚染水海洋放出巡り政府に対応求める決議案可決
【ソウル聯合ニュース】韓国国会は26日の本会議で、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出停止と政府の対応を求める決議案を可決した。 決議案は今月25日、国会農林畜産食品海洋水産委員会で野党が単独で採決し可決していた。 決議案には汚染水の海洋放出から1年を迎え、韓国政府が水産業界の保護のため、日本に放出の中止を求めるよう促す内容が盛り込まれた。海洋の放射性物質の検査や水産物の卸売市場などでの放射性物質測定装置の拡充を徹底し、被害を懸念する水産業界を保護するための制度的な措置を講じるよう求める内容も含まれた。 日本政府に対しては汚染水の海洋放出が海洋の生態系や人体に与える影響を客観的に検証し、十分なデータを提供して信頼性を立証するよう要求した。 また、国際原子力機関(IAEA)に対しては、韓国や隣接国を含む太平洋諸島フォーラム(PIF)、国際環境研究団体などと連携し海洋調査に乗り出すよう求めた。
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