2024年も残すところあと2日となりました。 年末休みの人も多い中、各地では、新年に向けた準備が進んでいます。 天下の名城といわれる熊本城で29日、“おもてなし武将隊”によるすす払いが行われました。 長さ6メートルほどの竹の先にササを付けた「ささ竹」を使って、1年間のほこりを払い落としていきます。 すす払いが終わると、天守閣の前に門松を飾り付け、新年を迎える準備が整いました。 一方、三重・津市では、子供たちが2025年の干支・巳の巨大なオブジェを運んでいました。 高さは約3メートル、重さは200kgで、地域の風物詩となっています。 ジャンボ干支は町内を練り歩いた後、神社の鳥居の前に飾り付けられました。 今回のデザインは真っ白なヘビが黄金の小判を抱いているもので、金運アップなどの願いが込められているということです。 長野・松本市では、大みそかを前に年越しそばを打つイベントが開かれ、子供たちも参加しました。 まず、そば粉をこね、めん棒を使って伸ばしていきます。 そして、包丁の重みでそばを切っていきます。 少々ふぞろいですが、それもご愛嬌。 そばは、持ち帰って食べるということです。 参加した子供は「（そば打ちは）難しくなかった。きょうじじばばと分け合って食べます」と話していました。 2024年もあと2日。 そんな年の瀬に多くの人が訪れていたのは東京ビッグサイトです。 年末恒例のイベント「コミックマーケット105」が始まり、アニメファンやコスプレイヤーたちが会場を埋め尽くしました。 2024年の締めくくりを、コスプレで楽しむ人たちの姿が多く見られました。 会場には巫女（みこ）姿の女性もいましたが、彼女はコスプレイヤーではなく神社から来た本物の巫女。 年の瀬ということで、アニメにちなんだお守りを販売していました。 例年大みそかまで開催されているコミケですが、2024年は30日までの2日間。 1日あたり十数万人の来場を見込んでいるということです。