【セ・リーグドラフト指名総括】中日が“神ドラフト”!巨人の“戦略切り替え”も見事だった
阪神は1位・伊原、2位・今朝丸の獲得は大成功!独立リーガー5人の“異例ドラフト”
✕ 金丸 夢斗(投手/ 神港橘-関西大) 1位 伊原 陵人(投手/ 智弁学園-大阪商業大-NTT西日本) 2位 今朝丸 裕喜(投手/報徳学園) 3位 木下 里都(投手/ 福岡舞鶴-福岡大-KMGホールディングス) 4位 町田 隼乙(捕手/ 光明相模原-武蔵ヒートベアーズ) 5位 佐野 太陽(内野手/常葉大橘-中部大-富山GRNサンダーバーズ) 育成1位 工藤 泰成(投手/ 明桜-東京国際大-徳島インディゴソックス) 育成2位 嶋村 麟士朗 (捕手/ 高知商-福井工業大(中退)-高知ファイティングドッグス) 育成3位 早川 太貴 (投手/ 大麻-小樽商科大-ウイン北広島-ハヤテ) 育成4位 川﨑 俊哲 (内野手/輪島-石川ミリオンスターズ) 1位の伊原、2位の今朝丸を指名できたのは大きい。伊原は阪神らしい高回転のストレートを投げる左腕。さらに球速を伸ばせば圧倒した投球が期待できる。今朝丸は将来のエース候補として期待。近年、高卒右腕の育成に苦しんでいる感じはあるが、今度こそ開花させたい。3位の木下も150キロ超え右腕で、中継ぎ争いに入っていきそう。前評判通りの速球を投げられる調整をしていきたい。この3人の指名で目的は達成できたように感じる。4位の町田は21歳にしては完成度が高い捕手でガッツがある。捕手の争いは激しくなりそうだ。今年は独立5人、二軍球団1人を獲得した阪神。未知数なところはあるが、彼らが活躍すれば、独立リーグのドラフト候補の価値は高まるのでぜひ活躍を期待したい。 【評価70点】
巨人は金丸を外し野手有望株に切り替えた戦略は◎!投打ともに有望株を指名
✕ 金丸 夢斗(投手/ 神港橘-関西大) 1位 石塚 裕惺(内野手/花咲徳栄) 2位 浦田 俊輔(内野手/海星-九州産業大) 3位 荒巻 悠(内野手/祐誠-上武大) 4位 石田 充冴(投手/北星大付) 5位 宮原 駿介(投手/ 静岡学園-東海大静岡キャンパス) 育成1位 坂本 達也(捕手/博多工- 富士大) 育成2位 堀江 正太郎(投手/文星芸大付) 育成3位 鈴木 圭晋(投手/横浜創学館) 育成4位 吹田 志道(投手/弘前学院聖愛) 育成5位 西川 歩(投手/山村学園) 育成6位 竹下 徠空(内野手/明徳義塾) 金丸を外した時点で戦略を切り替えたのは見事だった。高校生NO.1スラッガーの石塚の指名ができただけでも大きい。野手の有望株が少ない巨人は安定感のある社会人投手や素材型の大学生投手に走らず、1位でしか獲れない高卒スラッガーの石塚のクジを引き当てることに成功した。2位の浦田はまさに守備職人。今の巨人の内野はショート・門脇誠内野手(創価)が牽引する存在となっているが、浦田の守備力は負けないものがある。スラッガータイプの3位荒巻、4位の大型右腕・石田、5位の宮原はこの1年のアピールが素晴らしかった左腕。まだまだ化ける感じがある。 育成では2位の堀江が面白い。能力的には支配下の高校生右腕に負けないものがある。 【評価85点】