“チーク塗り過ぎ”が流行⁉ 今チークメイクを楽しむべき理由
チークを厚く塗りすぎているかもしれないと心配になった女性たちの間で話題となった“ブラッシュブラインドネス”というキーワード。でも、心配しなくて大丈夫。日本をはじめとするアジアではすでにおなじみの血色メイクとして、そして海外のランウェイやセレブの間でも、幅広のチークは多くの支持を集めているからだ。そこで仏版「ELLE」より、“ブラッシュブラインドネス”の現象と、チークメイクを楽しむべき理由&テクニックを解説。
ブラッシュブラインドネスの可能性を心配する女性が急増!?
「#ブラッシュブラインドネス」がTikTok上で話題になると、この新たなチークトレンドは多くの女性の注目を集めることとなった。 その理由として考えられるのは、すでに多くの女性が、もしかして自分も“ブラッシュブラインドネス”なのではと思っていたからだと言われている。しかし、これは具体的にどういうことなのだろうか。
「初めて自分が“チークブラインドネス”になっていることに気づいたのは、家に帰った時。妹に“あれ、フェイシャルに行ってきたの? 顔が真っ赤だよ”と言われたときでした」とアメリカのコンテンツクリエイター、ジェニー・スクは冗談を交えて話す。 SNS上に投稿されたチークをたっぷりと塗った多くの動画の中で、女性たちは自分の写真を見て、ずっと前からチークを塗りすぎていたことに気づく。 つまり、日常的にチークを多用することで、どのくらいの量を塗っているのかがわからなくなってしまったという現象が起きているのだ。
当初、チークは頬骨にだけ塗られていたけれど、今ではこめかみや鼻先にまで広がっている。これは、歌手のサブリナ・カーペンターとヘイリー・ビーバーによる「ストロベリー ガール」ビューティトレンドの特徴ともいえる。 彼女たちのメイクに魅了された多くの女性が、同じメイクを真似し、今日ではチークを塗りすぎてしまったと、“ブラッシュブラインドネス”というトレンドで笑い合っている。
モードなチークメイクが人気に
しかし、“ブラッシュブラインドネス”が本当に一笑に付すべきことなのかという点については、そうとは言いきれない。セレブたちが美のアイコンとなり、特定のメイクルーティンが広まることもあるが、チークをたくさん塗ることはファッションウィークなどのランウェイにおいても、トレンドのひとつとして支持されているほどだ。 アメリカのビューティコンテンツクリエイター、トニ・ブラボーは、「チークの濃淡については、単に好みの問題です。鮮やかで大胆なチークに慣れていない人もいるのです」と「ニューヨークタイムズ」に語っている。