世界的ピアニスト角野隼斗のドキュメンタリー映画、来年2月公開「生きるヒントに少しでもなれたら」Cateen名義でも活躍
ピアニストの角野隼斗(すみの・はやと)に3年間密着したドキュメンタリー映画「角野隼斗ドキュメンタリーフィルム 不確かな軌跡」が来年2月28日に劇場公開されることになった。 東京大学理科一類に進学した秀才にして異端のピアニスト。パリ、ウィーン、台北、ソウル、上海で演奏会を開き、ロイヤル・アルバート・ホール(英ロンドン)でも公演。ラヴィニア音楽祭ではマリン・オルソップ氏指揮・シカゴ交響楽団と共演し、大きな話題に。今年3月にはベルリンに本拠を置くソニークラシカルと日本人4人目の世界契約を果たし、10月にはデビューアルバムがワールドワイド・リリースされ、注目されている。 「Cateen(かてぃん)」名義で活動するYouTubeチャンネルの登録者数は141万人を超え、クラッシックファンにとどまらず、幅広い層から圧倒的な人気を獲得。ピアニストとして世界を相手に戦う角野隼斗とは一体何者なのか。これまでにない音を奏で、聴衆を惹(ひ)きつけるのはなぜか、ドキュメンタリーで明かされる。 角野は「過去を振り返ってみれば、環境に導かれながらその時々で自分の進むべき道を模索してきたように思います。その軌跡はいつも、不確かなものでした。それでも自分の中には確固たる思いと美学はあって、それを形にするために日々努力してきました。そしてこれからも。こんな僕の物語が面白いのかどうかは分かりませんが、何かみなさんの生きるヒントに少しでもなれたら、それ以上にうれしいことはありません」と話している。
報知新聞社