都知事選の政見放送、最長11時間超の可能性 NHK会長「法に基づいてそのまま」
NHKの稲葉延雄会長は19日の定例記者会見で、20日告示される東京都知事選(7月7日投開票)の政見放送について「公職選挙法で政見をそのまま放送することが義務付けられており、基本的にはこれに基づいて実施する」と述べた。都知事選では53人が立候補の準備を進めており、NHKの政見放送が11時間を超える可能性が指摘されている。 【写真8枚】ニュースキャスター時代の小池百合子氏 等 総務省の実施規程は候補者数が著しく多い場合、選管と協議の上で時間短縮を可能にしている。会見でNHKの担当者は「放送計画については総務省の実施規程を踏まえて検討しており、実際に政見放送を収録する人の数で調整するので、現時点では決まっていない」と説明した。 また、政治団体「NHKから国民を守る党」が「NHKの政見放送をジャックする」(立花孝志党首)と大量擁立を目指していることについて、稲葉会長は「個別の政党について、政治的公平性の観点からコメントはできない」とした。