難病治療で体重10kg増 超難関プロテスト合格の女子ゴルファー、支えになった“推し活”「容姿が酷くなっても会いに」
いつの日か直接伝えたい「受かりました」
そして、平塚は厚い壁を突破した。現在も薬を飲みつつ、2か月おきに通院しているが、食事制限をするなどし、19年からは体重15キロ減。スリムになった体でキレのあるスイングも取り戻し、受験者総数695人の中から26人しか手にできない「JLPGA会員認定証」をつかみとった。今後は来季に向けたツアー予選会、新人戦、新人研修会が予定されてる。ルーキーイヤーとなる来季に向けての強化練習も必要。試合が始まれば、さらに多忙になる。 「次に花村さんとお話ができる日はいつになるか分かりませんが、必ず『受かりました』と直接言える機会が来ると思って、また、ゴルフを頑張っていきます。振り返っても、病気になって、ゴルフもダメになって、容姿もひどくなった時にDa-iCEのみなさん、花村さんを知ったことが、私の原動力になりました。それがなければ、今の私は想像ができません。これからも応援を続けます」 文字通り、推し活を力にしてきた24歳。実は、彼女の頑張りに胸を打たれ、ゴルファーとしての活動を支援している人々もいる。今後はプロとしてファンを増やし、多くの人々に推される番。そして、結果を残していけば、花村にも存在を気づかれると信じ、目の前の一打に懸けていく。
柳田通斉