新型Oizを発表、究極のXCレースマシンでさらなる高みへ|ORBEA
上りも下りも妥協しない、最新ジオメトリーとサスペンション
新型Oizのジオメトリーは、上り坂での最大限のパワー発揮を可能にし、下り坂ではライダーに自信を与える安定感を持っている。バイクの重心がライダーの中心に位置することで、上り坂ではパワーを効率よく路面に伝達でき、テクニカルな下り坂でもバランスを崩すことなくスムーズに降りることが可能だ。 また、リグレッシブカーブと高アンチスクワット機能を備えた120mmレースチューンサスペンションは、上り坂での効率を損なわずに、下り坂や荒れた路面でも抜群の操作性を提供する。このサスペンションシステムは、ペダリング中にしっかりとした手応えがあり、ストロークが進むにつれてサスペンションが柔軟に反応するため、あらゆる地形でのライディングが快適かつスムーズに行える。
Squidlockリモートシステムで操作性が向上
新型Oizには、新しいSquidlock(スクイッドロック)リモートシステムが搭載されており、親指ひとつでサスペンションのロックアウトやドロッパーポストの操作を行うことができる。レース中やテクニカルなセクションで素早く対応する必要がある場合でも、ハンドルバーから手を離すことなく操作が可能で、確実なパフォーマンスを引き出せる。シマノやSRAMのブレーキクランプとも統合でき、さらなる操作性の向上が期待できる。
新たに採用されたOC一体型ハンドルバーとドロッパーポスト
Oizは、最新のOC一体型ハンドルバーを採用し、軽量化と操作性の向上を両立している。ハンドルバーとステムを一体化させることで、ケーブルルーティングをすっきりさせ、無駄のない美しいデザインを実現。また、ステアリングの精度も高まり、XCレースに求められる迅速なコーナリングや、急な下り坂での安定したハンドリングが可能になった。 さらに、MP10ドロッパーポストも新しく設計され、重量はわずか419g。無段階調整が可能で、トラベル量は100mm。あらゆる地形やシチュエーションに応じて快適にポジションを変更できる。
パワー伝達を最適化する設計「パワースパイン」
Oizは、ライダーの力を無駄なく路面に伝えるために、「パワースパイン」という独自のフレーム設計を採用している。クランクからホイールに至るまでのワット数を最適に伝達するため、フレームの下部は特に剛性を高め、そのほかの部分は軽量化。ペダリング効率が向上し、長距離や厳しいレースでも疲労を最小限に抑えながら、最高のパフォーマンスを発揮できる。 リアトライアングルも新たに改良され、シートステーの面積が増加。剛性が12%向上し、XCレースにおいて非常に重要なレスポンスの良さと安定性が確保されている。ベアリングも大きなサイズにアップグレードされ、さらなる剛性と耐久性を実現している。