地元佐賀が銅メダル 先鋒の小川夢希也「雰囲気盛り上げようと攻めた」 【国スポ・剣道成年男子】
国民スポーツ大会(国スポ)が30日、佐賀県の神埼市神埼中央公園体育館などで会期前競技が行われ、剣道の成年男子は地元の佐賀が3位決定戦で埼玉を4―0で破った。 ■疾走するドルーリー朱瑛里はこちら【写真】 準決勝で千葉に2―2の本数差(4―6)で惜敗したが、埼玉との3位決定戦は先鋒の小川夢希也(NTTドコモ)から副将まで一気に4連勝して決着をつけた。監督兼大将の古賀禎彦(イオン九州)は「優勝を目指していたが3位は悪い結果ではない。銅メダルは(佐賀の剣道界にとって)今後の励みになる」と、かみしめるように語った。 先鋒の小川は29日の初戦から6戦負けなしでチームに勢いをもたらした。佐賀・敬徳高出身で、中央大2年時に全日本学生優勝大会で団体日本一を経験している23歳の剣士は「一番初めに戦うので、チームの雰囲気を盛り上げられるよう必死に攻めました」と、銅メダルを手に充実感をにじませた。(山崎清文)