イチローが「WS優勝に無縁な10人のスーパースター」の一人に不名誉選出
米国メディアが独自に選ぶ「ワールドシリーズの優勝と無縁な歴代スーパースター10人」にマーリンズのイチローが“選出”された。 メジャーリーグのワールドシリーズが、現地時間の25日からスタートする。ア・リーグ優勝シリーズを制したインディアンスが、本拠地クリーブランドで、ナ・リーグ王者のカブスを迎え撃つ。 両チームともワルードシリーズ優勝から遠ざかっており、インディアンスが勝てば68年ぶり、カブスが勝てば108年ぶりとなるが、このメジャー最大のイベントのタイミングに合わせて、米ヤフースポーツが、「ワールドシリーズで一度も勝ったことのない歴代スーパースター10人」をリストアップした。その1人にイチローの名前が入った。 ワールドシリーズで勝ったことがないというのは不名誉なことだが、この10人の名前を見ると、イチロー選手もその1人に「選出」されたと言ってよい。 記事でも「これが私たちの選んだトップの10選手だ」と表現している。詳しい説明はないが、イチローの名前の横には「9」と書かれていたので、おそらく第9位ということだろう。 記事では、イチローについてこのように紹介した。 「ニッサンプロフェッショナルリーグ(日本プロフェッショナルリーグのことを指しており、タイプミスと思われる)で1278安打を記録した後、イチローは彼の才能を持って米国にやってきて、メジャーリーグ、これまでのところ3030本の安打を打っており、史上最も優れた打者の一人であることを証明している。殿堂入り候補者となったときは、確実に殿堂入りのメンバーになるであろう。イチローはまだ、年間に100安打以上を記録できる」 イチローは、メジャーに移籍した1年目の2001年、マリナーズのレギュラーとしてでプレーオフへの進出を果たした。このときマリナーズは、ア・リーグ地区シリーズでインディアンスを下し、イチローは、20打数12安打で2打点を挙げたが、次のア・リーグ優勝決定シリーズでは、ヤンキースと対戦。マリナーズは1勝4敗で敗れ、ワールドシリーズ進出はならなかった。イチローは18打数4安打、1打点だった。 ヤンキース時代の2012年も、ア・リーグ優勝決定シリーズまでは進出している。この時の地区シリーズの相手は、オリオールズで、イチローは23打数5安打3打点。ア・リーグ優勝決定シリーズに駒を進めたが、そのタイガース戦では、屈辱の4連敗。イチローは、第1戦で9回に本塁打を放つなどしたが、ワールドシリーズを経験することはできなかった。